一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

だまされないためにも、「自立心」と「想像力」が必要だ

以前にも、北海道で民間ロケット「カムイロケット」開発に携わっている植松先生のカムイスペースワークス・ブログを取り上げましたが、非常に考えさせられる記事を書いてらしたので、以下、引用させていただこうと思う。

景気対策(植松)

高知のホテルでテレビを見ています。
ある団体が、ガソリン値下げや補助を政府に訴えています。
でもね・・・・
もうちょっと考えて欲しいです。

ガソリン代の値上げ分の補填を政府にねじ込んだとします。
政府は、税金で補填します。
税金は、訴え出た「国民」が収めます。
集めるために、お金がかかります。
分配するためにも、お金がかかります。
だから、税金は効率が悪いです。
ガソリン代を10円補填してもらおうと思ったら、きっと、15円くらい払う羽目になる覚悟が必要です。

税金は、日本人の総力の集中投下のためにあります。
個々のレベルでの暮らしの補填に使うくらいなら、その分を減税した方が絶対に安いです。

かつて、国が商品券を配ったことがありました。
2万円の商品券を、役所の職員が個別配達しました。
商品券を印刷するためのお金もかかりました。
その費用は、2万円の商品券を受け取った人も含めて、「国民」が税金として払ったのです。
3万円くらい払って、2万円をもらって喜んでいるのです。

あほか。

道ばたのゴミを拾うのはゼロ円です。
「ゴミを拾え!」と市役所に電話して清掃車をまわしてもらうと、数万円です。
自分でやればゼロ円です。
頼ると、支出が増えるのです。

どうしてそんなかんたんなことがわからないのでしょう。
自分の選挙権を安売りしてはなりません。
選挙権をたてに、税金を自分のために誘導してはいけません
貴重な選挙権が、安くなるんです。

安易に補助をすると、以前から考えて備えていた人が損をします。
だから、安易に補助をしてはいけません。
この厳しい時代を、知恵を使って乗り切れば、
日本の経済構造は新しく生まれ変わります。
税金を使って維持すると、借金がふくらみ、おまけに、変化しません。

「よりよく」は、維持の延長にはありません。
「よりよく」は、変化です。
だから、努力しお金をつぎ込むのであれば、維持ではなく、変化に使うべきです。
楽をする道を選んではいけません。

そしてね、重要なことですが、生活が厳しいのは、生活費がかかるからです。
その生活費の内訳をしっかり考えましょう。
もしかしたらね、自分たちがしている仕事そのものが、社会の生活コストを高騰させ、結果的に自分たちが苦しんでるかも知れないんです。
よーく考えてみてください。

奪うと、奪われます。

【カムイスペースワークス・ブログより引用】


文中にある商品券って、地域振興券(?)のことでしたっけ?
これって公明党が推進して、実現させた政策ですよね。公明党はこれを自画自賛していたけど、植松先生のご指摘どおり、これほどアフォらしい施策もないよなぁ…。

植松先生の言うとおり、日本人は他者に依存しすぎです。
他者にたかることばかり、頼ることばかり考えていて、それらは全て日本国へとツケが回され、結果として国民自らがかぶることになる。

なぜそうなってしまうのか?

それは、やっぱり想像力が欠けているからです。
そして自立心が欠けているからです(依存心が強すぎるともいう)。

要は、ババ抜きやっているだけなんです。結果、貧乏くじ引くのは国民自身です。

そのことをごまかし、目先の利益へと誘導するような政治は、悪徳商法の詐欺同然です。
このことに気付きましょう。

気付くためにも、一人一人が、意識を変えなければいけない。

そう思いませんか?


【関連記事:日本人に足りないのは、「公の心」と「判断力」


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コメント

>そこでふと思った疑問なのですが、集団になると遵法意識が希薄になるのは、日本人特有なのでしょうか?それともどこの国の人間でもそんなものなんですかね?

まず歴史的事例からして、日本人だけとは到底言えません。

問題は諸外国では、そのムレの理論が合理性から排斥される傾向・要因が強いことにあるでしょう。

日本のように内部秩序を重んじる傾向が強い政治は政党政治全体を見る限りは私は知りません。

同時に公益通報者保護法のような内部告発者を保護する立法がこれほど立ち遅れた国も少ないでしょう。
同時に今だに、内部告発者が冷や飯を食うような社会もNZは例外として珍しいと思われます。
同じように、司法取引に対する拒絶反応などもやはり、先進国の中では、特殊だと思います。

まったく関係ないお話になりますが、「十七条憲法」の一説に
「以和爲貴」とありますが、一般的には「和を以て貴きを為す」と教わると思います。
冥王星は、この「和」は”やわらぎ”であり、協調性だと理解するべきものではないと思っています。
論語の一説である「有子曰 禮之用和爲貴」から「和を貴しとなす」の引用だと解釈されています。この引用ならば、「和」=協調性でしょう。
しかし、「やわらぎ」とは
1.程度の甚だしいものが穏やか状態になる。しずまる。
2.堅苦しさやとげとげしさがなくなる。なごやかになる。
という解釈をしています。
聖徳太子時代のカオスさを考えると、協調性などという思考を立法化することに無理があると同時に押し付けがましいと思われます。
だから、「和」は”やわらぎ”と解する立場ですが、これが知らないうちに、論語などの中国の影響から誤訳されているのではないか?
と冥王星は規定しています。
つまり、日本人の和の指向性は、儒学が起因という意味もあります。

ここらから、日本人の「協調性」理論が始まったように冥王星は分析していますが・・・・
まぁ、仮説ですからw

もっとも、この「和」の読みは、「わ」「やわ」らぎ、「あ」える、など読みようですから、簡単ではないでしょう。
ここらは、日本語訳として案外、放置される傾向ですが、考察するのも面白いかと
(自分の知己の著作から盗用してるっぽい文章で申し訳ない)





  • 2008/09/15(月) 08:27:42 |
  • URL |
  • 冥王星 #-
  • [編集]

コメントありがとうござます

>仮)山田さん

こんばんは。コメントどうもです。

>官僚利権を擁護し、行政コストを押し上げているのは、楽をしたがる一般人民が元凶であると言うのは、真理ですね。(実際は、官僚や政治家は、それを煽って乗っかっているだけだったりする)

利益誘導型の政治システムですから仕方がないのかも知れませんね。
政治家の目先の利益誘導や、マスコミの煽りとか、騙されないためにも、もう少し賢くならなきゃいけないのでしょうけど。
所詮、政治というのは、国民のレベルをあらわしている…ということでしょうか。

>鍵コメ下さった方

URL先拝見しました。ご指摘の方と、関連があるかどうか私にはさっぱりわかりませんが…。どうなんでしょうね?

>冥王星さん

コメントどうもです。
冥王星さんの赤信号理論は、なるほどと思いました。

そこでふと思った疑問なのですが、集団になると遵法意識が希薄になるのは、日本人特有なのでしょうか?それともどこの国の人間でもそんなものなんですかね?

余談ですが、井沢元彦も、「和」を説明する中で、似たようなことを言っていたような気がします。

  • 2008/09/15(月) 00:24:44 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
  • [編集]

 日本人が他人に依存するのは、その処世術で生きてこれたおかげでしょう。
 他人に依存するのは、他者の協調性を図る意味で重要視されることです。
 しかし、この協調性というのは決して良い面だけではないことを忘れられている傾向があります。
冥王星個人が好き好んで使っている
「赤信号。皆でわたれば怖くない」理論です。
そして、集団化することによって免罪されると思っている部分もまた問題でしょう。

簡単に言えば、日本人の群の理論と、他者依存の傾向は、必然的であるということです。
よく異端なことを言うと「協調性がない」とか言いますが、まったく痛くも痒くもない判断事由です。
もっとも、協調性だけで判断する日本人は山ほどいるので、定款しちゃった方が、世渡り上手のような気がしますw

  • 2008/09/14(日) 06:18:33 |
  • URL |
  • 冥王星 #-
  • [編集]

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  • 2008/09/13(土) 09:31:06 |
  • |
  • #
  • [編集]

官僚利権を擁護し、行政コストを押し上げているのは、楽をしたがる一般人民が元凶であると言うのは、真理ですね。(実際は、官僚や政治家は、それを煽って乗っかっているだけだったりする)

ただ、これを自覚する方が多くなると、官営企業は勿論ですが、民間のサービス業も困った事になりますけど。

  • 2008/09/13(土) 09:20:22 |
  • URL |
  • 仮)山田二郎 #-
  • [編集]

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「一知半解知らずに劣れり」な自分ではありますが、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」…と、かの兼好法師も仰っておりますので、ワタクシもブログでコソーリとモノ申します。
一知半解なるがゆえに、自らの言葉で恥を晒すのを控え、主に山本七平の言葉を借用しつつ書き綴ってゆきたいと思ふのでアリマス。宜しくメカドック!!
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