一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

未だにGHQの宣撫機関として振舞う朝日新聞

産経新聞が運営するizaには、【コラム断】というコーナーがあって、色んな先生がコラムを寄稿しているんですが、私にとってその中で参考になるのは、評論家の呉智英氏のコラムでしょうか。

そんな呉智英氏のコラムから、今回、朝日新聞が報じた麻生首相大東亜戦争発言について取り上げていましたので、以下引用します。

■【コラム・断】「大東亜戦争」名称肯定論

十月一日の朝日新聞が「『大東亜戦争』首相が表現」と報じている。

前日、首相官邸で記者団と談話の際、麻生首相が先の大戦を「大東亜戦争」と表現したというのだ。

記事中、言葉の解説として「『大東亜戦争』は当時の政府が決めた正式名称だが、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)が公文書での使用を禁止」とあるほかはほとんど事実報道だけで、論評にあたる文章がないのが興味深い。

悪意にとれば、首相の失言を取り上げてみたものの、よく考えると別に失言ではないので中途半端な記事に終わったとなろう。

善意にとれば、首相の発言を機に「大東亜戦争」禁圧の経緯を読者に啓蒙(けいもう)しようとする苦心の記事だと言えよう。私は善意に解釈したい。

終戦後の一時期GHQ(実質、米軍)は原爆被害の報道も禁圧。「大東亜戦争」はその言論弾圧の一環として使用が禁止された。

言論の自由を叫び、反米の姿勢の強い左翼・革新人士が米軍のこの言論弾圧の共犯者であることに彼らの不誠実と無知が表れている

大東亜戦争を「大東亜戦争」と呼ぶことは、その評価とは別だ。

他でも書いたが、私は全共闘の学生だった頃、ベ平連の指導者小田実の著作で、大東亜戦争には欧米列強からのアジア解放戦争の一面があったことを教えられた。

同時に、この戦争が理念とは裏腹に内外民衆に多大な惨禍をもたらしたとの認識も揺るがない。かかる矛盾した戦争の性格は「大東亜戦争」の名称であってこそ読み取れる

歴史の隠蔽(いんぺい)と偽造に加担してはならない。(評論家 呉智英

朝日新聞元記事URL↓】
・麻生首相、「大東亜戦争」と表現 戦争観問われ


戦後ずーっと朝日新聞は、GHQの宣撫機関だったわけですが、今回の報道を見てもその片鱗をハッキリと窺うことができますね。

「大東亜戦争」禁圧の経緯を読者に啓蒙しようとする苦心の記事……なんて呉智英先生もなかなか皮肉屋なようで。

こういう報道にお目にかかると、山本七平が”宣撫”の基本原則に、「深く考えさせないこと」「直接的情報を受けさせないこと」を挙げていたことを思い出します。

今回の記事においても、朝日新聞の言いたいことというのは「GHQが禁止した」からその前で思考を停止せよ、ということでしょう。

そして、その「GHQの命令」に従わない麻生首相は、”問題だ”といいたいのでしょうけれど、これだけネットが普及すると昔のようには宣撫できないでしょうね。

そういう意味では、インターネットの普及というのは、「直接的情報を受けさせないこと」を不可能にし、「深く考えさせること」を可能にしたという意味で、マスコミ権力を脅かすものに他なりませんナ。

既存のメディアが、ネットを敵視するのもうなずけますね。


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誤 未だに
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  • 2008/12/21(日) 04:37:41 |
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