一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

平和運動に欠けている視点

最近、松竹信幸さんの「超左翼おじさんの挑戦」というブログに何度か投稿させていただいている。
というのも、ここは左翼のブログでは珍しくコメント投稿を自由に受け付けているからなんですが。

さて、その松竹さんが、「戦争責任の考え方」というテーマで連載を始めた。
私も既に何度か投稿したが、この問題に対する私の基本的なスタンスは、「議論するだけムダ」ということになるでしょうか。

そもそも、「戦争責任」を幾ら論じたとしても、実際のところ、「誰にどう、具体的な責任を負わせるか」、国民の間で今からコンセンサスをまとめることが不可能だと思うから。

まあ、そうは言っても論議しはじめた以上、私から見て、彼ら左翼の主張がおかしいと思う点についてはその都度指摘して行きたいと思っているんですけどネ。

そんなこんなで、「戦争責任の考え方」シリーズを読んでいたら、戦争と賠償金の関係について次↓のように松竹さんが書かれていた。

◆戦争責任の考え方・14

上記の記事を読んでいて、議論のベクトルは全く違いますが、「賠償」という言葉をきっかけに、山本七平の次のコラムをふと思い出したので、今日はそれを紹介したいと思います。

このコラムが書かれたのは、フォークランド紛争以降、ソビエト崩壊以前だと思いますが、「戦争の形態」がどのように変っていったのかを、素人でも掴めるように書かれていてお勧めです。

■人類の愚行と知恵

昔の戦争は、「勝者に利、敗者に損」が当然であった。

負けた方は領土を割譲し、賠償金を払い、さまざまな権益を失った。一方勝者は領土を得、賠償金で戦費はゼロか逆にプラスに転じた。

これは人類というものが大がかりな戦争をはじめて以来の「前提」であった。

この「前提」は日清戦争ではその通りに通用し、日露戦争、第一次大戦では部分的に通用した。
しかも戦争よる直接的被害は、「双方が戦線を構成している地域」以外には及ばなかった。

これを地図で、国土全体の面積を比較すると驚くほど狭小である。と同時に、戦費のその時代のGNPに対する比率も驚くほど少ないのである。

いささか語弊があるが、これは「気軽に戦争ができる」前提であり、従って戦争は頻発し得たし、また頻発した。

そしてこの様相が一変したのが第二次世界大戦であった

航空機の発達とそれによる空襲は、前線・銃後という区別も、戦闘員・非戦闘員という区別もなくし、戦線を線から面に変えてしまった

さらに武器の発達と高性能化はいや応なく「戦費」すなわち戦争のコストを上昇させた

そのうえ、勝者も敗者も何も得るところがなかった
イギリスが戦後自らを「惨勝国」と呼んだのも無理はない。

ドイツは完全に崩壊した。ソビエトは二〇〇〇万人の損害を受けた。そして勝者アメリカは昔とは逆に、マーシャル・プランのような「敗者への援助」を行わざるを得なくなった。

昔の逆である。

一方、ソビエトは膨大な衛星国を獲得し、一部から領土を割譲させ、賠償金も取り立てた。また日本人捕虜に無賃金強制労働を強いることもできた。

だが、この膨大な衛星国の獲得は今では重荷に転じている。

今にしてみれば、第二次大戦で「得」をした国はないと言ってよい。これは、最初に記した戦争の前提がすでに崩れたということである。

そして、これは第二次大戦後の朝鮮戦争にもベトナム戦争にも言える。

だがこの両戦争は兵器をますます高性能化させ、戦争のコストをいやが上にも高めた。原水爆のコストは一応別としても、通常兵器のコスト、特に航空機のコストや小ミサイルのコストには少々驚かされる。

それはまるで電子技術のバケモノのようになって来たが、それを装着せぬ兵器は使用前にすでにスクラップなのである

このことは、通常の在来型中小火器についても言える。

私のいた帝国陸軍の歩兵の主要火器は三八式歩兵銃であり、一人あたりの携行弾薬教は一八○発であった。これを一発ずつ射っていたのだが、今の高性能の機関銃なら三分発射しつづければおしまいである。

野砲の携行弾薬は一門一四四発で、戦闘の基準である「一基発」は七〇発であった。
マレーからシンガポールヘと進撃した日本軍は一門一〇〇〇発を準備し、これが日本軍の「最高記録」らしいが、今ならこれが普通の状態であろう。

その輸送が大変なら、「歩く」という意味での「歩兵」という概念もなくなってしまった。

みな軍用車両で運ばれる。その車両もそれに要する燃料も、過去には考えられない膨大なコストを要請する。

「戦争とはひきあわないものである。やれば双方に痛ましい犠牲者が出、恐るべき戦費を浪費し、しかも双方とも何も得るところはない」。

こういった認識は、徐々にであるとはいえ、人類全体に浸透しはじめたように見える。

もっともその浸透度に差はあり、中東やソビエトの指導者がこのことをどの程度まで身にしみて感じているかはわからないが、たとえばエジプトなどは一般民衆でもこのことは強く感じている。

人間に最も強く教えるものは、やはり「経験」であろう。

フォークランド戦争から、イギリスもアルゼンチンもやはり学ぶであろう。
またアラブ諸国がPLOを見捨て、シリアが戦わずして撤退した背後にもそれがあるであろうし、イラン・イラク戦争では、これが終わって”熱気”がさめた時には、両者ともに学ぶところがあるであろう。

またイスラエルも、レバノン戦争が終わってキリアット・シェモーナの人びとが防空壕で生活せねばならぬような状態を脱した現在では、やはり学ぶところがあった。

惨勝国イスラエルの最大課題はインフレ撲滅で、それがやっと成功しだしたのが昨今である。
彼らがインフレ再燃を望むことはあリ得まい。

人間というものは、そう愚かな者でもなければ、一切を予知できるほどの知者でもないと私は信じている。

従ってそれが個人であれ、国家であれ、人類全体であれ、誤りをおかしつつそれによって「知恵」を獲得していく。

そしてそれは、その個人が、国家が、それぞれの体験からどれだけ学びうるかにかかっている

「一度の愚行は許されるが二度の愚行は許されない」。「知恵(ホクマー)」を一種「絶対的」なものとしたのは旧約聖書の「箴言(メシャリーム)」だが、これを学者は古代オリエントの「知恵」の集成であると見ている。

この古い伝統はやがて、中東におけるイデオロギーの夢を追い払うであろうと私は思っている。

【引用元:「常識」の非常識/Ⅱ時代を読む/P101~】


これを読んで思うのは、戦争は割に合わない行為だと考えている内は、第二次大戦のような全面戦争は起こりにくいだろうナ…ということ。

それと、最近の紛争を見ていると、「国vs国」という構図の戦争が少なくなり、「国vs非政府組織」という形態の戦争に移行していると思います。

そこで疑問なのが、果たしてこうした「戦争の形態の変遷」というものを想定して、平和を維持する方策を我々は真剣に考えているのだろうか?ということです。

平和を追求するなら、まず今後起こりうると思われる戦争の形態を調べ、それにどのように対応するのか対策を練らないといけないはずですが…。

その点、どうも左翼の方々の平和運動とか平和維持の主張には、そうした視点が欠落しているように思えてなりません。

これは、きっと軍事オンチということも影響しているのでしょう。
こうした平和ボケを治す意味でも、例えば大学との一般教養課程に、軍事学を教える教科を加える必要があるのではないでしょうか。

孫子の兵法に、「敵を知り己れを知らば、百戦して危うからず 」と言うじゃないですか。
もっと「敵(戦争)」のことを真剣に考える必要が、平和運動に必要じゃないかな~と思うのですがね。


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コメント

篠原静流さんへ

篠原静流さん、コメントありがとうございます。

貴ブログの記事は、欠かさず拝読しております。
また、松竹さんのコメント欄にも、目を通しています。

静流さんのご意見でなるほどと思ったのが、

>左翼と右翼が共闘して被支配者の人権問題を解決する方法は、アジアの被害者への補償を当該アジア国政府に取らせるような方向で共闘すればよい…

です。確かにそうするのがスジだと思うのですが、なぜか請求書を、皆日本に払わせようとするのですよねぇ。ま、金満日本ですからたかられやすいのは仕方がないですけど。

それはそうと、良いお年をお迎えください。

  • 2008/12/31(水) 09:54:52 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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戦後補償と反日思想

ご無沙汰しています。憲法改正社の篠原静流です。

現在左翼が中心となって展開している日本の戦後補償派の発想が左翼思想とは水と油の関係であるはずの反日思想に基づくものであるというテーマで一連の記事をアップしています。

トップページのメインコンテンツ>【4】東アジア反日武装戦線の極左反日思想が今では市民権を得ている。日本は反日に牛耳られている。

よろしければお立ち寄りください。

また、松竹さんの戦争責任シリーズが完了したようで、私から何度かコメントを入れましたので、よろしければそちらも御覧ください。

では、よいお年を。

  • 2008/12/30(火) 20:47:14 |
  • URL |
  • 篠原静流 #os126ke.
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冥王星という人へ

> 憲法9条だけが平和主義の価値観の阻害と考えている時点で、「世界を見てない」ことがわかる。
 私の文章を読んで、「憲法9条『だけ』が」と断言するあなた様は、ひょっとして「超能力者」か何かでしょうか? しかしながら、受信されたテレパシーの発信元は、私ではないようです。

 残りは、せっかくコメントをいただきましたが「面倒くさい」の一言です。

  • 2008/12/15(月) 01:28:55 |
  • URL |
  • ダイス #-
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冥王星さんへ

>むしろ、世間からの批判を受けながらも、政治活動している方が、言動一致として評価します。

それは確かにそうですね。
ただ、保守の場合、活動の場というのがあまり無いのが現実ではないでしょうか。

左翼の街頭宣伝や国会前の座り込みとかの活動は、きちんと組合組織が受け皿としてあるから、動員掛けやすいし、参加もしやすい。

それに比べ、保守派というのは支持母体が各種利益団体で現状維持志向だから、街頭宣伝にいそしむより、議員への陳情手段を選んだほうが目的達成しやすいこと等も理由だと思うのですが、そうした団体が受け皿とならず、活動の場があまりないような気がします。

それに、保守派と言っても、今までの左翼の活動への反動で保守的スタンスを取っているだけなのが大多数なのではないでしょうか(私もその一人ですが)?

そうした人たちから見れば、ネットというのは個人でも意見を発信できるし、現実の生活をおくりながら片手間で出来るという便利なツールですから、これは仕方のない現象でしょう。

ただ、ネット上での異論に対する様々な嫌がらせや口封じという非寛容的な行動は、憂慮すべきことだと思いますけどね。

>日本人的感覚の持ち主には、重武装中立主義なんてのは到底理解できる話ではありませんし

私も理解していないクチかもしれませんが、ちょっと質問させてください。
冥王星さんは、自ら重武装中立主義者と仰られてますけど、日本人の気質・性格といった要素を考慮に入れないと仮定しても、日本がそういう立場に立てる、若しくは立ちうると本気で思ってるのでしょうか?

私個人的には、日本の地勢的・軍事的・資源的条件を考えてみれば、ほぼ不可能じゃないかと思うのですが…。
それに加えて依存心が強い日本人に、中立という立場に耐えるメンタリティなど期待できないとも思うのですけど。

>正直、多くのコメンターに関して厳しく言うならば、「どこまで考えて言動しているんだよ」、と突っ込みたい放題なのだが、これでもかなり我慢しているのである。

そうでしたか。
これでも我慢されてるなら、私個人的には許容範囲です。
とりあえずブログ主としての要望としては、私個人に対しては構いませんが、他のコメンテイターに対しては、もう一段と、我慢していただきたいと思います。

そして「どこまで考えて言動しているんだよ」という指摘についてですが、これは個人の能力的問題もあるから、なかなか冥王星さんレベルまで深く思考出来る人間はいないと思う。

そうした人間にとっては、やはり第三者から言われてようやっと初めて気付くことが出来るものだろうし、指摘されても完全に理解できない場合(これが冥王星さん→私のケースかな…)もある。

私なんか、完全に冥王星さんの意見をわかっていないし、賛成できない点もあるけれども、そこには何か参考になるもの、大切なことなどがあると感じるので、私は貴方の意見をまったくの妄言だとは思っていないことだけはご理解ください。

少なくとも、第三者の意見を聞く態度を保つことが、より深く考えを深めるキッカケを掴めることは間違いないでしょう。

>いや・・・・単なる冥王星というキチガイの咆哮という解釈が妥当だろう。

キチガイの群れから正常な人間を見れば、キチガイに見えることでしょうし…。
これは相対的な問題かと。

ただ、一ついけないことがあるとすれば、相手をそのように規定し、決めつけ、排除することじゃないでしょうか(とは言っても、本物の場合はそうせざるを得ないのが現実でしょうが…)。

この点は、山本七平が口を酸っぱくして強調していた事でもあります。

  • 2008/12/14(日) 22:50:01 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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再び、冥王星クンへ

返信どーも。

貴方、何時もながらサイトの紹介をしないか、ぞんざいな提示ですねw
そもそも貴方がブログで、「読点「。」は改行を意味する。横書きが主流になりつつある現代でも、読点は改行のポイントである」など、小学生レベルの文法も知らなかった記事を書いていたのを私は忘れていませから。
http://self0507.blog52.fc2.com/blog-entry-713.html

そんな知的低レベルの類に専門教養など、あるはずもない。そして貴方は「面倒くさいから代理人アシSの記事は見ていない」など、自分のブログさえロクに管理してもいなかった。読むのを面倒くさがっているようでは、教育者など務まらない。
この類なら、以前していた2ちゃんねるでよく見かけた。某大学院の同窓会に出た、と必死に学者気取りのニートの楽園ですよ、あれは。ネット検索した論文情報を並べて、学者を詐称する依存症孤立者たち。掲示板を仕切りたがる論調も似ている。

貴方はシンポジウムに盛んに参加しているとも言っていましたね。そのくせ、己のブログにはその開催日時や情報ひとつない。私はこれまで4度ほど、ブロガーさんたちから講演会の連絡を受け取りました。残念ながら暇人ではないので参加できませんでしたが、都合がつけば行きたかったですね。「URLでご紹介すると正体がバレます」と書いていた貴方も所詮ヘタレ。

私は国際法専門家ではないので、軍法・戦時国際法など知らなくとも、実生活では全く問題ない。たとえそれを知っていても、金利計算を間違える銀行員は無能なように、専門外のことは知らずとも恥ではないでしょう。大体、国際法の専門家がこちらのブログで連続レスをする?長広舌で格好付けたい気持ちは分りますけど。
「そもそも、教育世界としては、身分制度も区分けもありません」など、社会常識さえ知らない貴方は救いようもありませんがw

>>危ない奴に、無為な知識を提供しても暴走するだけですし→アウトローな知識をアウトローな人間に与えるような危険性と同質ということです)

私もアブナイ奴の1人?またエライ買い被りですな。以前貴方も言ったように私は名もなき弱者、しがない匿名弱小ブロガーに過ぎない。本当に貴方って、人間観察力ゼロですね。だからトンチンカンな意見と見方しか出来ない。
ま、せいぜいこれからも、学者ゴッコに精進してください。それ以外やれることもないでしょうから。

  • 2008/12/14(日) 20:54:55 |
  • URL |
  • mugi #xsUmrm7U
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アセトアルデヒドがなんでもない冥王星です

管理人様へ

私は「9条の会」の内部にも人脈がありますので、無関係ではありません。
そもそも、共産党中央とのパイプもあった人間ですから、関係は皆無ではありません。
ただ、言えることは、特定の団体に入る・思想的になるような人間は嘲笑の対象でしかありませんので、特段9条の会の方々などに感情は抱きません。
むしろ、「9条の会」の方々を冥王星は「行動の伴う」政治活動家として評価します。
口だけではなんとでも批判できますが、実行性を伴わない人間が山ほどネット社会にはいます。
ネット社会の匿名性を悪用して”リアル社会では別の顔して生きる”ようなヘタレがどれだけ多いことでしょう・・・・
むしろ、世間からの批判を受けながらも、政治活動している方が、言動一致として評価します。

では、逆に保守主義の方々は何をしているんですか?と逆に問いかけたくなります。
特定の思想正義を振りかざすために、言論で恫喝するような不逞の輩がネット世論を部分形成しています。
さも、一部だけで形成された世論が世論全体のように言い出す統計学詐欺さえ横行しまてます。
そんな詐欺師と大差ない言論者よりも、まだ行動に移すだけの言動一致がある方が、感情論的には納得しますし、信用できます。

 そもそも、平和を希求しない人なんて居ないでしょう。できるだけ平和に生きたいのが圧倒的多数です。
 その圧倒的多数な思想性である平和主義を局所化して言動することがそもそも妥当性のない問題だということも理解される必要性があると思います。
 これは以前も論究した「右翼・左翼」という不明瞭かつ・不適切な語彙に関してもいえることです。もっとも、”あくまでも簡易的に運用している”だけ、として寛恕するべきという方が妥当でしょう。つまり、厳密さを求めすぎている冥王星こそ批判される余地はあるかもしれません。
 しかし、議論としての深淵を考えれば、軽薄かつ意味不明かつ実行性のない内容と批判しえることだけど、意見しておきます。

> mugiさんへ

一緒とは思えませんが・・参考にするサイトなどありません。なにより、そういう意見をメインにしたサイトなどありませんし、専門的なサイトを理解できる知性とは到底思えません。
学術論文ならどこでも閲覧できるので、探すことをお薦めします。理論的な話では、京大・つくば・一橋の論文集などから色々あるので、自前で調べてください。それくらいできるっしょ。
 日本人的感覚の持ち主には、重武装中立主義なんてのは到底理解できる話ではありませんし、そもそも中立幻想に対する理解からして、国際法知らない人は論外です。あなたはそれっぽいので、教えても無駄だと思いますので、悪しからず。
まぁ、さしあたって、日本人でも理解できそうな重武装中立主義の参照サイトならば
冥王星と如水会が嘲笑している松下政経塾のサイトでも読めばいいでしょう。
http://www.mskj.or.jp/getsurei/kusakabe0511.html
あまりにも「民間防衛」の概念を理解してないシンクタンクぶりに軍法ヲタが嘲笑したのはその筋では有名ですしw
 この程度が普通の日本人にはお似合いですので、これでもどうぞ
まぁ、詳しく知りたいなら、まずは北欧通史・中欧通史の勉強した上で、集団的自衛権の(歴史的)オリジンくらいは説明できる程度の知性を要請しましょう。
 軍法・戦時国際法すら知ってそうもない方に、重武装中立主義なんてのは教えるべきカテゴリーではないので、紹介は控えさせてもらいます(危ない奴に、無為な知識を提供しても暴走するだけですし→アウトローな知識をアウトローな人間に与えるような危険性と同質ということです)

ダイスという人へ

>私は、世界中の戦争・紛争を終息に導く価値観を発信してこそ「平和主義」だと考えていますので、その価値観を発信するにあたって邪魔な存在である憲法9条は破棄すべきだと考えています。

この部類の主張は正直見飽きてる。
憲法9条だけが平和主義の価値観の阻害と考えている時点で、「世界を見てない」ことがわかる。
憲法において9条を取り上げるのは結構だが、なぜ「前文の存在が足かせになるというj考えがないのだろうか?
憲法改正論で、前文の解釈の是非論が行われないことは、非常に改憲論の知的稚拙さを露呈させたと思うのだがw(ちなみに、冥王星は前文改正は難しいという立場である)
逆に、世界中に批准されている国際法なども当然、平和構築のための足かせになるものはあろう。(不戦条約などはそれこそその可能性のある国際法である解釈論が今の主流であるw)

同時に、一番アフォらしいのが、9条解釈論で個人の解釈だけで論じる人間の問題である。
そもそも個人が法解釈を行うことができても、その法解釈の正統性は薄い。法解釈の支配者は司法・行政にあり、現在の司法権は「司法消極主義」であるから、行政権力の法解釈論を参照するのがもっとも現実性がある話である。(内閣法制局解釈の話)
しかし、これらの憲法論において、内閣法制局解釈を理解していないレベルは多い。
机上論するのは自由だろうが、個人の法解釈は何の担保にもならないことは理解した上で語ってほしいものである。


そして、共通していえることだが、戦争・紛争状態を回避すれば「平和」ではない。
平和とは抽象論であるが、各人の権利権限が最低限保障される状態であることが「平和」と言えるだろう。(いわゆるロック的な自然状態)
中国が人権蹂躙国家と想定すれば、そこは「平和」とは言えないだろうし、仮に内紛状態であっても停戦状態の継続・維持によって「平和」は構築できるのである。
 平和主義という視点を単純に戦争・紛争などという派手な事象だけで考えているならば、それこそ「平和」の再定義を促す必要性があるだろう。

「平和の対義語はなんですか?」
回答できない質問である。

短慮のいう平和とは、非常に視野狭窄なものであることを留意するべきだろう。

ちなみに、冥王星は、平和状態というのは、暴力(精神的暴力も含めた)が行使されない状態でしかないので、平和なんてのは夢想だと定款している。
しかし、冥王星は、暴力の限界を想定して個人の権力だけしか認めないからアナーキストなのである。国家暴力・法的暴力すら、平和主義としてはありえない。それが冥王星のスタンスである。

正直、多くのコメンターに関して厳しく言うならば、「どこまで考えて言動しているんだよ」、と突っ込みたい放題なのだが、これでもかなり我慢しているのである。(それに冥王星もそう言われても仕方ない言動しているから、批判できないとも言えるのであるがw)
いや・・・・単なる冥王星というキチガイの咆哮という解釈が妥当だろう。

失礼しまちた

  • 2008/12/14(日) 11:42:47 |
  • URL |
  • 冥王星 #-
  • [編集]

みなさん

宗教がかった機関紙の主張を垂れ流すような方とは、根本的に議論は成立しないかと…

  • 2008/12/14(日) 05:15:46 |
  • URL |
  • 仮)山田二郎 #SFo5/nok
  • [編集]

>和久希世さま

> 此処まで考え方が対立していたら、確かに議論にはなりませんね。
> でももう一度だけ、言い分を書かせていただきます。
 もう、読んでいないですかね?

> 只アメリカの押し付けてくれた憲法で、身を守るべきであって、憲法改正などもってのほかのことと言っているのです。
 つまりあなたの憲法9条は、世界に平和をアピールする存在ではないという事ですね。まぁ、元々憲法9条に世界に平和を訴える力など存在しないと考えていましたから、別に不思議ではありませんが。

 私は、世界中の戦争・紛争を終息に導く価値観を発信してこそ「平和主義」だと考えていますので、その価値観を発信するにあたって邪魔な存在である憲法9条は破棄すべきだと考えています。

 「護憲派」は、平和主義者ではありません。

  • 2008/12/14(日) 01:55:13 |
  • URL |
  • ダイス #-
  • [編集]

冥王星サンへ

おや、貴方は重武装中立主義者とは意外でした。この点だけは意見が一致しますね。
ならば、重武装中立主義者の主張論や、貴方の周囲に多数いる平和主義論者のブログやHPのURLを是非教えて下さい。

ひと口に平和主義者といえど、様々なグループがいるのでしょうねぇ。ただし、際立つのは「非武装中立」と「守ろう憲法九条」の類。私の近所にも「守ろう憲法九条」の看板が目立つし、近所の生協も「守ろう憲法九条」の旗を掲げていた。
一般市民で平和主義運動をしている者は一部であり、それゆえ大半の市民は平和主義の実態も知らない。目立つ「守ろう憲法九条」グループが主流と思うのは当然であり、その程度も分らないようでは社会性未熟症。いかに一般市民から乖離しているか、貴方のコメントから知れる。平和主義者が胡散臭い連中と見られるのは、貴方のような平和主義者に一切責任があるのです。

  • 2008/12/13(土) 22:14:07 |
  • URL |
  • mugi #xsUmrm7U
  • [編集]

冥王星さんへ

まず、最初にお断りというかお詫びですが、私がここで想定している「護憲派」とか「平和運動」というのはいわゆる「9条の会」などが該当します。

従って、冥王星さんのような平和主義者は含まれていなかった(まさか、冥王星さん、9条の会の関係者ではないですよね。そんな人が9条の会に属しているとはとても思えない)のですが、そうした人たちから見れば不快に思う書き方だったかもしれません。その点については申し訳ない。

【追記】
考えてみれば、今まで何度も指摘されていることですが、これも言葉を精査して使ってないからですね。
だから、

>求めることのレベルが高いかもしれませんが、「知ったか」で論理を語られるのは不愉快ですし、思考的未熟さを誤解されると警鐘しておきましょう。

と言われてしまうわけですね。
ただ、なかなか冥王星さんのレベルでは書けないな…。

ま、便所の落書きに等しい処での議論ということで、その点はご容赦ください。
私もそういう風に批評されるのは甘受しますので。

  • 2008/12/13(土) 18:27:02 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
  • [編集]

>平和を追求するなら、まず今後起こりうると思われる戦争の形態を調べ、それにどのように対応するのか対策を練らないといけないはずですが…。

やってますが?

逆に聞きますけど、某幕僚長みたいに、”士気が問題”などと指摘することが、どれだけ将来の軍事を考えているんですかね?
20世紀中期には、もう軍隊のモラール=士気のプライオリティは格下扱いですが?

明言してもいいですが、
平和主義者の中には、重武装中立主義者(モデルとしてはスイス・スウェーデン)の主張論もいます。冥王星はその部類です。
それに平和主義といっても、その平和構築の手法から、理論体系まで複雑多岐にわたるものです。一般的な非武装中立思想だけが、平和主義と勘違いするのは、視野狭窄でしかありません。

同時に、冥王星の周囲には、戦時国際法から軍法の領域まで考えている平和主義論者は多数います。
以前も明言したように、軍法がない戦時国際法さえ知らない日本人からして問題なのに、その視点さえない軍事評論など愚の骨頂です。
そもそも、軍法に近い自衛隊法に対しての問題行為を行う軍人が存在することが異常なんですけど・・・・・

言うまでもないですが、戦時国際法まで想定した軍法論をしている人はほとんどいません。(市谷の「部隊行動基準」勉強会には市井の人も参加できるのですが、ほとんど参加者みませんしね)
 改憲・護憲を超えた領域で議論している人々が軍法・戦時国際法について議論しています。

で、国際関係論・軍事学を一般教養として教えることができるのか?と言えば、無理です。

なにせ、旧日本軍の軍法すら資料がありませんw(そもそも、旧日本軍には軍法会議さえ機能していない部分が多々あったわけですから、仕方ありませんけどねw)
戦時国際法を教えるにしたって、日本人の法意識はどうしようもない。
軍事学と言って、みなさんは軍法・戦時国際法なんか注目しないでしょうが、これは軍事の必修事項だったりするんですけどねw

「守られない法は無意味である」という理論。法規範がそれを守る人の正統性のためにあることさえ理解できない無知な日本人に、軍法・国際法教育ができると思ってるんですか?

冥王星は教育者ですが、国際関係論などは世界史を学習すれば十分に思考訓練ができます。少なくとも、国際関係論をまともに履修してれば、「追従外交」批判なんかしませんしねw

求めることのレベルが高いかもしれませんが、「知ったか」で論理を語られるのは不愉快ですし、思考的未熟さを誤解されると警鐘しておきましょう。

まぁ、別に市井の我々ではなく、官僚が、官僚を統制するために、現実に行動している市民が影響力を持つのは言うまでもないことですし、所詮は、便所の落書きでしかないということで・・

失礼しやした

  • 2008/12/13(土) 12:40:52 |
  • URL |
  • 冥王星 #-
  • [編集]

此処まで考え方が対立していたら、確かに議論にはなりませんね。
でももう一度だけ、言い分を書かせていただきます。

私はアメリカと国交を断絶せよなどという気は毛頭有りません。
只アメリカの押し付けてくれた憲法で、身を守るべきであって、憲法改正などもってのほかのことと言っているのです。
奴隷的に奉公したら、絶対に裏切られないなどとの幻想は、身を滅ぼす元でしょう。
自分としての毅然とした何かを持っていなかったら、心無い者は、いくらでも付け入ってくると思いますよ。
それは中国、韓国相手であっても、同じだと思っています。

外交も程をわきまえていなければならないと言いたいだけなのです。
オールオアナッシングではいけないのです。

実社会でも対人関係は大変である事は人生を先に歩いた者としてよく承知している積りです。
でも仲良くしたいからと言って、貢君に徹するのですか?
それでは(みつぐ君では)、貢君としか見てもらえないでしょう?

南米の小国エクアドルのコレア大統領でさえ『若し合衆国がエクアドルで空軍基地使用を続けたかったらエクアドルもフロリダに軍事基地を持つべきだ!じゃなきゃ不公平だろう?』と提案し、勿論、合衆国は外国の軍事基地なんか国内に許可するはず無く、確か今年の11~12月合衆国はエクアドルの基地を失ったはずです。コレア大統領は涼しい顔で『南米で米軍基地の無い国々は合衆国と友好関係を結んでいる。だからエクアドルに米軍基地が無くなったからと言ってエクアドルと合衆国の友好関係が悪化するなんて事は心配する必要は無いだろう?』と言ったそうです。
 日本の政治家にこの様な言動は期待しても無理ですし、日本人の大半は『米軍基地を追い出して合衆国を怒らすと貿易に影響する』と考えているのではないでしょうか?若しそうだったら日本国内の米軍基地問題は無くならないと思います。独立国の誇りを貿易と交換しているのですから。唯、基地の費用の肩代わりをする程腑抜けの政治家を選挙で選び続けているのは日本国民位じゃないでしょうか?
http://blog.goo.ne.jp/fenetre39/cmt/4a21f3c9d513a242aac1890aa101fb16
という説を在米の日本人の方が、コメントに書いて下さった事が有ります。

  • 2008/12/13(土) 07:47:42 |
  • URL |
  • 和久希世 #dN1wHbUA
  • [編集]

>和久希世さま

 私は、日米同盟をもっと明確に推進すべし、という考えです。
 理由は、米国こそが、私達日本人を最も多く残虐に殺した相手だからです。
 なぜ、上記が同盟推進の理由になるのかと言うと、世界に対して「恩讐を超えて連携できる」事を具体的にアピールできるからです。
 「恩讐を超えて連携する」、戦争・紛争が絶えない世界で平和を構築するために必要な価値観だと考えますが、いかがですか?

  • 2008/12/13(土) 01:51:27 |
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  • ダイス #-
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心理的解決は、問題解決にならない

和久希世さんへ。

>相手がそういう集団であると知ったら、それに対してはどう出るかもっと工夫すべきではないでしょうか?

工夫しろという御指摘は、私も賛成です。

ただ、私の考える工夫というのは、逆に日本がもっと頼りになる同盟国だと思い込ませ、アメリカが裏切れない状態にするというやり方です。

そして、独自の情報網を持つこと。武力を行使できない分、情報力で戦わなければなりません。
例えば情報機関の強化、スパイ防止法案等の整備等。
そしてスパイ衛星等の配備等を進め、他国に情報を独占されないようにすること。
ミサイル防衛を強化し、他国を攻撃しなくても防衛できる態勢を整えること。
食糧や資源の依存先を偏らないようにすること。

こうした措置を講じてこそ、アメリカにも物言えるのではありませんか?

それに対し、護憲派が提示する具体的な「工夫」とは、一体どんなものなのでしょう?
上記の措置に、殆ど反対しているようですけど…。

アメリカに盾突くことだけで、具体的な対抗措置は何も考えていないのが実情なのでは…?

そもそも日本の諸条件を無視して、中立できると考えてでもいるのでしょうか?
mugiさんの言われるように、自らの条件というのを把握していないが故の妄言としか思えません。

心理的解決と、現実の解決は必ずしも一致しません。というか、逆行することのほうが多いでしょう。
護憲派の方々というのは、どうも心理的解決を優先しがちで、現実的アプローチが苦手なように思います。

  • 2008/12/12(金) 22:43:03 |
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  • 一知半解 #f2BEFQoE
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和久希世サマに

はじめまして、和久希世サマ。

護憲派という人種は常々世間知らずで独り善がり、現状認識力ゼロ、感情的、幼稚性丸出しで、異論にはバカの一つ覚えよろしく「アメリカ追随」の言葉を繰り返す類が殆どですが、貴女のコメントはその見本を示してくれました。
「従米」「弱腰」の言葉を繰り返すとは貴女は相当なタカ派のようですね。ネットウヨの男より男らしい(笑)。これって戦時中、大東亜共栄圏の幻想に酔って竹槍で立ち向かった人々と基本的に同じなことに気付いていない。手前勝手にネットで気勢をあげ、溜飲を下げるのは自由ですが、お仲間以外には説得力もない。

>>貴方はひたすら相手国の気に入るように出るべきだとの認識かと思いますが

貴女はひたすら憲法改正イコール「従米」「ひたすら相手国の気に入るように出る」のエンドレスをしているだけ。そのような者などとは議論など成立しないし、その価値もない。「従米」だけがダメで、「屈中(または韓、朝、露)」はお構いなしということでしょうね。「従米」以外に既に「屈中(または韓、朝、露)」になっているではありませんか。
それは何故か?経済は豊かでも軍事小国だからですよ。豊かでも軍事的に弱国ならば、軍事大国にたかられるのはいつの時代も同じです。宋の時代の中国も金にひたすら貢がせられていたし、朝鮮など徹底的に宗主国に搾取されていた。日本を軍事小国にさせたのは米国のみならず護憲派の功績です。

>>横暴な者達は、相手が弱いと見たら何処何処までも、付け入ってくるし、弱いものから奪った物に対して、決して感謝の念など起こしません。
>>自分が得た物は自分が謂わば戦い取った物であるから、感謝の対象等する理由がない。

これはアメリカに限らず中国、ロシアのような国々も全く同じスタンスですよ。イスラム圏もかつてはそうだった。共産主義者も然り。
貴女はアメリカに対しどう出るかもっと工夫すべきと言うなら、その具体策を提示するのが筋でしょう。ちゃんとそのプランを考えていますか?「憲法改正=従米」の金切り声を出す以外、何も実行案を出せない始末。そこまでいうなら、その工夫とやらを提示しなさい。
食料、エネルギーも自給できない現時点で、日本のやれることは限られています。これは日本に限らず欧州もアフガンで軍事協力させられている。あの強かな欧州人も面従腹背ながら、アメリカに従わざるを得ない状況なのです。イラク派遣に協力しなかった国々への締め付けを見れば分りますが、まだ米国にはそのパワーはある。

ところで、貴女のコメント書き込み時間を見れば、一体何をやっているのです?朝からネットをしている専業主婦?。
働いてもいない有閑マダムが、ブログで派遣労働者問題を言うのは笑止千万。これまでネットで見たサヨクって、このタイプが大半。はっきり言って護憲派はブルジョアですよ。欲求不満のブルジョワ奥様のストレス解消?または更年期障害ですか。
会社でも役所でも人間集団となれば、不快な者とも合わせなければならぬことがあるのは社会人なら分るはず。国際社会も同じであり、気に食わぬ国とも関係を結ぶ必要もある。社会体験の薄い者ほどマスコミに洗脳されやすい。

憲法墨守を叫ぶ人たちを見ると、頑迷なイスラム聖職者を思い出します。神の定めしシャリーア(イスラム聖法)を変えるのは神への冒涜、と金切り声を上げ、あらゆる改革を潰そうとするし、そのため暴力も辞さない。ならば、自分たちは聖法遵守しているかと思いきや、子弟をこっそり欧米留学させている。人前ではあれ程反欧米スローガンを掲げつつ、全く裏腹のことをしている…と在日イラン人も批判していました。聖法遵守を叫ぶのは、己の免税権といった利権も相当絡んでいるのです。これにバザール商人も背景にいる。

日本の護憲派も同様であり、私は戯れに護憲、平和ビジネスと呼んでいますが、「戦争ハンターイ」「平和万歳」で飯を食っているのが彼らの正体でしょう。未だにアメリカは担保なしで金を貸す素晴らしい国だ…と米国マンセーしている「親米」さんも同じ。

  • 2008/12/12(金) 22:31:45 |
  • URL |
  • mugi #xsUmrm7U
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mugi様 一知半解様

mugi様
其処まで分かっておられながら、如何して憲法まで改正(改悪)して、アメリカに追随せねばならないのでしょうか?
相手を見て法を説けと言う言葉がありましょう?
相手がそういう集団であると知ったら、それに対してはどう出るかもっと工夫すべきではないでしょうか?

貴方はひたすら相手国の気に入るように出るべきだとの認識かと思いますが、
昨今の日本がアメリカからどんなに軽んじられているかをを見られても、
まだ気がつかれないのでしょうか?
アメリカに逆らってばかりの北朝鮮の方がよほど大事にしてもらっているように見えませんか?

横暴な者達は、相手が弱いと見たら何処何処までも、付け入ってくるし、
弱いものから奪った物に対して、決して感謝の念など起こしません。
自分が得た物は自分が謂わば戦い取った物であるから、
感謝の対象等する理由がない。というのが彼らのスタンスなのではないでしょうか?
一旦カモと目をつけた者が持っている物は、
何としても取り上げてやるとの決心の下、いよいよ要求を加速させて来ることでしょう。

そんな相手に、今のような弱腰外交しか出来ない政府の下、
憲法改正まで国民が許してしまったら、象徴的な意味でなく文字通りの意味で、命まで捧げる約束をするようなものだと思います。

彼らの商売の一つは、他国と戦争して、又は他国同士に戦争をさせて、
武器を使わせる(殺人をさせる)事によって、利潤を上げる事なのですから。

一知半解さんは、
軍隊を持つのが道理だから、国民は軍隊を持つことを容認していると言っておられるようですが、
「一方では、今のダラカン政治家を選んだのも、今の日本人である。」
と言っておられますよね。
今のダラカン政治家を選ぶような、判断力の麻痺した国民だから、
政府のなし崩し的な、憲法無視をも見逃しているとの解釈も出来るのではないでしょうか?(私はこちらの方が、真実だと思っています。)
今の日本国民はマスコミに操られて、政府大企業の意のままにさせられているではありませんか!

憲法は国民の権利を守る為にこそあるものなのだから、今のようにダラカン政治家しか選べない状態の日本に於いては、
せめて憲法を守るという事でしか、国民の生命財産が、
これ以上侵食されるのを防ぐ手立てはないと思います。

日本人は苛められっ子体質から、抜け出さなければ、どういうことになるかを、
もっと真剣に考えねば、取り返しの付かないことになると思います。

  • 2008/12/12(金) 13:18:04 |
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  • 和久希世 #dN1wHbUA
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横レス失礼致します

護憲派の人々の主張を要約すると、概ねこのパターンに尽きます。「アメリカに軍事協力させられるから、憲法改正はダメ」。
私は彼らに言いたいですね。今の日本が果たしてアメリカにノーと言える力があると思いますか?アメリカと決別できる状況にあると考えているのか?日本の立場が分っているのか、と。

国家間に友人はいない」(キッシンジャー)、「自国以外、皆仮想敵国」(チャーチル)の国際政治原理は不変なのです。
現代日本はアメリカの事実上の属国です。日米同盟といえ、アメリカが自国の国益を最優先するのは当然だし、自国の軍事負担をできるだけ減らし、他国にそれを求めるのは覇権国ならずとも国際政治ではいつの時代も同じこと。古代ローマ、イスラム、中華、大英帝国もこの方式でした。サヨクならこれを一方的搾取と見なすでしょうが、人間社会は複雑でそればかりではなく、利害が一致する時は昨日の敵国でも今日は同盟国となる。

英領インド時代、インドも膨大な資金や兵士を拠出させられていました。当時はオックスフォードを首席卒業した秀才でも、出陣するのに全く疑問視しなかったのですが、英国知識人の発言から植民地の現地人を戦わせることも当然視していたのが分る。現代のアメリカも同じです。東洋人の命など軽いものだし、自国兵が何より優先だから。

共産圏でも衛生国という名の属国は、宗主国の求められるまま人や物質を提供していた事情は同じです。ロシアや東欧にベトナム人労働者がいたのも、表向きは“インターナショナル”でも、安い東洋人労働力を当てにしていたのが実態。冷戦終了後、彼らが人種差別で排斥されたのこそ、いかに平等思想が建前だったのか、格好の例でしょう。愚かなのは“インターナショナル”を信じた日本の知識人。

護憲派は村山談話を否定する人々には、アメリカを刺激すると「戦争になる」と言いつつ、軍事協力はダメと自己矛盾を曝す。ご都合主義で権威を借用するから、言うことがコロコロ変わる。親米も反米も、その点は同じであり、猿回しの猿で食っている者が大半でしょう。

意外に知られていませんが、あのガンディーも実は武装中立論者でした。英国軍に入隊しているインドの若者は多かったのですが、彼らはガンディーの元に来て、英国軍で働くことでの苦悩を打ち明けましたが、ガンディーの回答が振るっています。
君達の悩みなど、取るに足りない。将来インド独立時に君達が必要となるので、しっかり英国の軍事技能を学ぶように」!

  • 2008/12/11(木) 22:28:25 |
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  • mugi #xsUmrm7U
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道理>>>>>憲法

和久希世さん、コメントありがとうございます。
「度々失礼ですが」なんて、全然失礼にあたりません。対立意見でも真摯なコメントなら嬉しいです。私も真剣にお答えしたいと思います。

>貴方の言われる、憲法をなしくずしにしたのも、従米しか出来ない政治家連なのですよ。

正確に言いますと、国民が“従米しか出来ない政治家”を選択したのです。ですから、骨抜きにしたのは、国民自身の選択にほかならないのです。

>国民は政府に憲法違反を糺せと、憲法を守るように意見を発信するべきことではないのでしょうか?

理屈から言えばその通りです。
ではなぜそうした意見が、現実には多数を占めないのでしょう?

例えば、9条違反の自衛隊がなぜ認められているのか?それは、一般国民からみたら、武力を保持するのが「当然の理(ことわり)」だからです。「道理」と言い換えてもいいです。

日本人の行動を規定しているのは、この「道理」であって「憲法」ではありません。

「憲法」が守られているとしたら、それは「道理」に沿っているから守られているにすぎないのであって、道理に沿わない条文などは、道理に沿うよう都合よく解釈され、挙句の果てには無視されてしまうのです。

>法律というものは「犯罪が多いから現状に合わせよう」だったら、 殺人犯が多いから、殺人は無罪にしようとか、オレオレ詐欺が多いから、詐欺無罪にするとか・・・・という事になりはしませんか?

う~ん、ちょっとその例えはどうでしょうか。私は、犯罪に合わせようという意味ではなく、道理に合わせようと主張しているだけです。
「犯罪者を追認する」というのは道理に反しているのですから、そういう現状を追認するようなことは起こり得ないかと。

> 憲法違反をしないでも済むように、アメリカの希望通りの憲法に変えましょうという…

誤解されているようですが、アメリカの希望に添うように憲法改正しろと主張しているわけではありません。もちろん、私はその方が日本の国益にかなうと考えているからであって、それは結果的にアメリカの希望通りにもなったというだけのことじゃないでしょうか。

現状認識が私と和久希世さんでまったく違うようです。

虚構を信じて生きていく…それも一つの選択かも知れませんが、「客観情勢の変化」によって「虚構」が崩れたとき、護憲派の人々はクルッと転向するような気がしてなりません。

護憲派の方たちも、うすうす(理屈ではなく感覚で)それを肌で感じてはいるはずです。だから、虚構を信じ込もうと声高に叫ぶ。

しかし、いくら叫んだとしても、虚構が現実になるわけではありません。

いくら信じ込んでも、裸の王様は裸なのです。そして、信じている本人だけが裸だということが認識できなくなっていく…。

それに虚構に現実を合わせろ、と叫んでいながら、実際には違憲状態を黙認しているのが、護憲派ではないでしょうか?

実際には守ってもいないくせに、「9条があるから自衛隊を海外に派遣できない」と主張したとして、そんな言い訳が日本以外で、果たして通用するでしょうか?

軍隊は持たないはずでしょ…それなのに、持っている。
 ↓
9条を守っていないなら、「9条があるから自衛隊を海外に派遣できない」なんて言い訳通用しませんよ。

といわれるのがオチでしょう。

つまり、護憲派の行動は、憲法を都合のいいよう使っているだけなのです。都合の悪い部分については知らん振りしながら、自分に都合のいい部分だけ、憲法を守れ守れと叫ぶ。

そんなわけで、護憲派の主張と言うのは、言動とは裏腹に憲法の価値を毀損しているとしか、私には思えないのです。

  • 2008/12/10(水) 23:32:17 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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度々失礼ですが、
やり方次第でと仰いますが、現在の政治家が、
日本国民にとって最善の道を選ぶ政治家か、最悪のものを、敢て選ぶ政治家か考えて見られた事がおありなのでしょうか?
貴方の言われる、憲法をなしくづしにしたのも、従米しか出来ない政治家連なのですよ。
それに憲法が守られていないから、変えるべきというのは本末転倒では?
国民は政府に憲法違反を糺せと、憲法を守るように意見を発信するべきことではないのでしょうか?
例外のない法則はないと言いますから、改正が必要な法律もあるかも知れませんが、
法律というものは「犯罪が多いから現状に合わせよう」だったら、
殺人犯が多いから、殺人は無罪にしようとか、
オレオレ詐欺が多いから、詐欺無罪にするとか・・・・という事になりはしませんか?

政府要人がダラカンだから、憲法違反をしてまでアメリカに追随して、自分個人の権力を守ろうとしている政治家の現実に目を瞑って、
憲法違反が続出するから、憲法を変えましょう。
憲法違反をしないでも済むように、アメリカの希望通りの憲法に変えましょうというのでは、
国民を守る憲法など、創られるとは思えません。

あばら家でも平和憲法は、私達の雨露をしのぐよすがです。
憲法は絶対にを守って欲しい!

  • 2008/12/10(水) 08:00:17 |
  • URL |
  • 和久希世 #dN1wHbUA
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骨抜き

和久希世さん、レスありがとうございます。

現実には、憲法改正など出来る状態ではないので、和久希世さんのご心配は杞憂だと思われます。

ただ、そうなると結局のところ、「客観情勢の変化」が起きる度に、解釈改憲でどんどん骨抜きにされることでしょう。現に、自衛隊は海外に派遣されています。給油活動だからOKとしていますが、敵から見ればれっきとした軍事活動です。

そもそも、現代の戦争は山本七平も指摘しているとおり前線・銃後という区別がありません。トヨタのランドクルーザーが武器として活用できる時代に、前線・銃後や軍事・非軍事で区別することがナンセンスなのです。

ですから、これからも名目さえ取り繕うことができれば、どんどん骨抜きにされるでしょう。
つまり護憲すればするほど、実際には骨抜きにされ、実質守られない憲法となっていくだけです。
そのように空文化していけば、本当に守らねばならない条文も、イザとなれば「情勢の変化」とやらで、あっさり反故にされてしまうでしょう。
そしてその際違憲だとわめいても、きっと世間は無視するだけでしょう。その時の「常識」の前に、憲法は無力でしょう。

それで構わないと仰るなら、何もいうことはありません。
ただ、そうした事態が到来したときに起こる混乱だけは、覚悟すべきでしょうね。
空文化された法律に、そうした時だけ縋ろうという、都合のいいことはできないでしょうから。

実情にそぐわない、守れない法律は、いずれ無視される運命にあるということだけは、ご理解ください。

ちなみに、私は憲法9条がなくても、アメリカの戦争にある程度は距離を置くことはやり方しだいで出来るのではないかと考えています。どうもその点の認識が決定的に違うようですね。

  • 2008/12/09(火) 23:22:55 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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お言葉ですが

アメリカが日本の自衛隊を自分の手駒として利用しようと待ちかねている今という時に、憲法改正することの愚を言っているのです。
米軍が日本中に駐留している時に、どこの国が日本に攻撃をかけて来るでしょう?
尤も米軍が裏切って、日本を襲うように誘ったとしたら別でしょうが・・・・・
その時でも交戦権を持っていなかったら、敵国に攻め込む事は出来ませんから、
戦端を拡げる事はせずに済むでしょう。
あくまでも憲法9条の範囲内で、自衛している方が、
相手国に攻め込んで泥沼の戦争をさせられるよりは、はるかにましであろうと思います。
というわけで、日本が憲法改正するメリットは、
米軍が居座っている只今現在、皆無であると思います。
米軍に裏切られたら、日本は又しても太平洋戦争末期の地獄絵を再び見せられる事になるかもしれませんが、アメリカが裏切るような事になったら、憲法9条があってもなくても、結果は同じことでしょう。
米軍に軍事力で適う国は、現在の所世界中探しても、多分皆無なのですから。
だから軍事力を強めることを考えるより、今の日本はアメリカの戦争に狩り出されないことを第一に考えるべきだと思います。
不幸にして最終的にベトナム戦争状態になったとしても・・・・・

  • 2008/12/09(火) 11:35:04 |
  • URL |
  • 和久希世 #dN1wHbUA
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和久希世さんへ

和久希世さん、初めまして。コメントありがとうございます。

>アメリカの戦争に無条件に協力させられるために、交戦権の回復をさせられようとしているから、私は憲法改正に反対なのです。

ということは、無条件に協力させられなければ、憲法改正してもよい…ということになるのでしょうか?
(私は9条改正しても、やりようによってはフランスのように独自性を保つこともできなくはないと思っていますが)

もちろん、そのような観点から反対するのも、わからなくはないです。

ただ、アメリカに追従しなければ、一切戦争が避けられる…というわけではないですよね。

9条というものは、あくまでも第2次大戦型の戦争(つまり国同士がドンパチ戦火を交えるという形)を想定して作られたものだと思うのです。

ただ、今現在、戦争というものは何もドンパチする形態だけではありません。

テロ、サイバーテロ等を装ってライフラインへの攻撃を行なう形態だって考えられるし、シーレーンを封鎖する形での攻撃だってありうる。
核拡散の時代ですから、近い将来テロリストが核を手に攻撃してくることさえ考えられます(テロリストには核抑止が効かない分恐ろしい)。
もちろん、これ以外にも想像できないような手法がとられてくるかも知れません。

それに日本の立場を考えてみてください。
封鎖されたら、すぐに干上がるような無資源国。それでいながら世界でもトップクラスの債権国。

要するに、立場が弱いにも関わらず金持ちで、世界中から疎まれる立場なのです。

こうした状況に、果たして9条で対応できるでしょうか?
護憲派の平和運動に欠けているのは、こうした事態に対する対応策です。

ただ、9条を守れば日本は平和になる…と錯覚していませんか。
それは幻想に過ぎないのではないでしょうか。

そういう観点からみると、9条という存在は、現実を見えなくさせるものでしかないと私は判断しているのですが。

現実を見ないがゆえに、戦前の日本は無謀な戦争に突入して行きました。
9条に固執して現実を見なくなる…、果たしてそれでいいのでしょうか?

  • 2008/12/08(月) 23:30:45 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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初めまして。
私の改憲反対の理由は、契約を変えたらいけないからではなく、
日本が交戦権を回復する事を、アメリカの軍産複合体が、首を長くして待っているからです。
アメリカの戦争に無条件に協力させられるために、交戦権の回復をさせられようとしているから、私は憲法改正に反対なのです。
今の日本にとって、憲法9条は唯一の守り神的な存在だと思うからです。

世界情勢が変わり米軍が全てアメリカに帰国してしまい、日本が本当の独立国に戻った時には、
私も別の事を考えるかもしれませんが・・・・・

  • 2008/12/08(月) 14:43:20 |
  • URL |
  • 和久希世 #dN1wHbUA
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いろんな視点

mugiさん、コメントありがとうございます。

>「惨勝国」でもまだアジア、アフリカに軍事力を行使する余力はあったし、これはイギリス人の欺瞞と被害妄想だと私は見ています。

まぁ、自己評価と他者の評価は違いますから。
この場合、イギリス人の見方より、mugiさんの見方のほうが、正しいと私も思います。

>敗者の従属が自国にとってトクだからであり、恩恵とは限らないのです。

確かにそういう面が、実際あったのは否定できないでしょう。
やや、ここの山本七平の書き方というのは、自分の主張に沿うように援用したきらいがありますね。

mugiさんのご指摘で、私も気付くことができました。やはり色んな見方というのは大切ですね。

>現代の中東情勢を見れば、見事に当てが外れましたね。私の印象では山本は中東について案外詳しくないと感じています。

山本七平も人の子ということで…。彼も万能じゃないですから、勘弁してあげてください(笑)。
ちなみに私も、引用はしてますけど、彼の言うことが全て正しいと思っているわけじゃありませんよ。

でも、mugiさんのご指摘は、また一つの見方で非常に参考となると思っていますので、どんどんおかしいと思ったら言って下さると、私もまた視点が広がりますのでありがたいです。
今後も宜しくお願いします。

  • 2008/12/07(日) 02:52:18 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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軍事オンチの言い分

実を言えば、私も全くの軍事オンチで、軍人ならともかく軍事については想像力がまるで働きません。
ただ、紹介された山本の文章ですが、疑問に思う箇所がいくつかあります。

「勝者も敗者も何も得るところがなかった」「第二次大戦で「得」をした国はないと言ってよい」

勝者も敗者も得るところが大いにあったのは、軍需産業です。枢軸国、連合国共に戦前、戦時は大儲け、戦後もその技術を活かし平和復興に貢献した面はあります。現代もこの産業は不況知らずの巨大ビジネスであり、軍縮などお手上げ状態なのです。

「イギリスが戦後自らを「惨勝国」と呼んだのも無理はない」「勝者アメリカは昔とは逆に、マーシャル・プランのような「敗者への援助」を行わざるを得なくなった」

これも異を唱えたくなります。「惨勝国」でもまだアジア、アフリカに軍事力を行使する余力はあったし、これはイギリス人の欺瞞と被害妄想だと私は見ています。紳士の国のイメージで得していますが、イギリス人はかなり執念深い性質があると思いますね。日本はもちろん、中国やインドで自国民が殺害された例をくどくど書いていますから。これらの国々での反乱を徹底鎮圧したにも係らず、恨みがましいというか…

アメリカに限らず、大英帝国、古代ローマも「敗者への援助」は行っていますよ。これは「勝者の温情」よりも、自らの支配圏へのインフラ整備であり、実利を重視したためでした。敗者の従属が自国にとってトクだからであり、恩恵とは限らないのです。

「イラン・イラク戦争では、これが終わって”熱気”がさめた時には、両者ともに学ぶところがあるであろう」「この古い伝統はやがて、中東におけるイデオロギーの夢を追い払うであろうと私は思っている」

現代の中東情勢を見れば、見事に当てが外れましたね。私の印象では山本は中東について案外詳しくないと感じています。

  • 2008/12/05(金) 22:19:06 |
  • URL |
  • mugi #xsUmrm7U
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1読者さんへ

コメントありがとうございました。
新しい記事で取り上げさせてもらいました。
宜しくお願いします。

  • 2008/12/05(金) 00:52:31 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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 今回ご紹介の「超左翼おじさんの挑戦」というブログを覗いてみましたが、私はダメです。ツッコミどころが多すぎて、ただでさえ長いコメントが終りそうにありませんw

 最近、このブログの影響で、たまに山本氏の著作を読み返すようになったのですが、平和・護憲運動に関連する面白い対談(日本人と「日本病」について 文春文庫)を見つけたので、少し引用します。相手は岸田秀氏です。
(引用開始)
山本 …憲法というのは、主権(ママ)である国民と政府との愛だの一種の授権契約ですよね。…そういう発想が、憲法ということばを口にするとき、みんなにあるかどうかということになると......。
岸田 それが、ないんだな。
山本 ないでしょうね。
岸田 これも精神分析の例に引きつけていいますと、本当に本人の行動を決定している動機を本人が知らない場合があるでしょう。そういう場合、意識的には別の理由を持っているもんです。人間というのは、自分の行動を説明しないといけないから、いわばニセの説明を持ってくる。日本の場合の法律とか、憲法とかを考えるとき、ぼくはいつもそういう神経症患者のニセの説明を思い出すんですがね。法律の条文で行動してないんだけれども、説明を求められるとそれをやるわけです。
山本 同時に、憲法改正絶対反対なんていう場合、その反対の理由がどこにあるかという説明は、だいぶニセの説明ですね。精神分析からいったら、その反対の理由というのはおもしろいんじゃないですか。契約を変えちゃいけない、しかし、実際に履行しなくてもよろしい。
岸田 日本人にとって、なぜ憲法改正はタブーなんでしょうかね。
山本 これはもう精神分析の問題ですな。
岸田 精神分析から言えば、それを変えることがタブーであるという、そのことが、ニセ物である証拠なんですよ。神経症の患者の場合、意識的には偽りの理由を持っているので、その理由に断固として固執するんですね。つまり、ニセ物であるがゆえに、変えられないんです。また、現実にそれを守り、それにもとづいて行動しなくてもいいんですから、変える必要もないわけです。
山本 なるほど、なるほど。そうすると、日本国憲法はニセ物。
岸田 ニセ物という意味は、憲法が理念や原理として間違っているとかいないとかいうことではなくて、日本人の行動を決定している本当の法じゃないということです。
山本 その意味じゃ確かにそうだ。…
岸田 そうです。固執するのは、いわば強迫観念と同じで、ニセ物でなければ固執する必要はないんですから。
山本 現実として、日本国憲法が機能していないがゆえに、逆に固執するということですね。
(引用終り)

 この他に、とくに冷戦期には、目的は別にあり、明確に嘘と知りつつ護憲を主張する詐欺師タイプの人もいましたね。こういうタイプはインテリに多く、進歩的文化人といわれた人や一部の憲法学者、共産党の国会議員などがそうでした。私は上記ご紹介のブログ主は、このタイプの劣化版という印象を持ちましたw

 なお、先日、約10年ぶりに、田母神問題についての「朝生」を見ましたが、最後のアンケート結果で8割の人が自衛隊を憲法上明記すべきと答えたことは、日本人の憲法に対する見方の変化を端的に示しているかもしれませんね。

>例えば大学との一般教養課程に、軍事学を教える教科を加える必要があるのではないでしょうか。
 軍事学も国際関係論も、一般教養として教える必要があるでしょうね。
 以前も、一知半解さんは、
>山本七平の「アントニーの詐術」を高校生の国語教科書(若しくは道徳でもよし)に載せてみるのはどうでしょう?
 と仰っていましたが、それ以前に少なくとも中学・高校の段階から、論理的に考察し討論する技術を教える必要があると思います。ただ、ちゃんと教えることができる人を確保できるかどうかは分かりませんが。

  • 2008/12/04(木) 16:40:06 |
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憲法改正反対についてのコメント

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ソマリアと海上自衛隊

ソマリアへの海上自衛隊派遣反対の人、本当に無知も大概にせい、というところである。 海上保安庁の巡視船で、ソマリア付近の公海を通行す...

  • 2009/01/19(月) 03:23:27 |
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一知半解

Author:一知半解
「一知半解知らずに劣れり」な自分ではありますが、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」…と、かの兼好法師も仰っておりますので、ワタクシもブログでコソーリとモノ申します。
一知半解なるがゆえに、自らの言葉で恥を晒すのを控え、主に山本七平の言葉を借用しつつ書き綴ってゆきたいと思ふのでアリマス。宜しくメカドック!!
日々のツイートを集めた別館「一知半解なれども一筆言上」~半可通のひとり言~↓もよろしゅう。

http://yamamoto7hei.blog.fc2.com/

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