一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

書評/笠原十九司著『「百人斬り競争」と南京事件』…を斬る【その1】

「百人斬り競争」と南京事件―史実の解明から歴史対話へ「百人斬り競争」と南京事件―史実の解明から歴史対話へ
(2008/06)
笠原 十九司

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そもそもこの本を読むことになったのは、「Apes!Not Monkeys!はてな別館」のブログ主Apemanさんとの論争がきっかけでした。

Apemanさん曰く、

被告の本多勝一氏を含む研究者らは両少尉の「百人斬り」の多くが実態としては「据物斬り」であって白兵戦での成果ではない、ということを明らかにしてきた。

【引用元】産経新聞の「捏造」


とご自分のブログで主張していたので、”本多勝一氏を含む研究者ら”によって明らかにされたという内容を教えて欲しいとコメントしたところ、教えてもらったのがこの本でした。

なぜそうしたコメントを入れたかといえば、理由が二つ。

まず、向井・野田両少尉による「百人斬り」競争の事件については、山本七平が「私の中の日本軍」で取り上げ、様々な角度から徹底的に分析しており、この事件が新聞記者の虚報による虚偽であることを既に明らかにしていたはずだ…と考えていたこと。

二つ目には、百人斬り競争が虚偽ではなく「据え物斬り」であったなどという事実が”いつ”明らかになったのか知らなかったからでもあります。

上記の理由からこのような質問したところ、まぁ、いろいろとやり取りがあったのですが、つまるところ、Apemanさんらが、「百人斬り競争が据え物斬りであって、百人近い捕虜を斬殺した虐殺行為」が”明らか”だとした自信満々に断定した根拠は、この本にあったわけです。

そこで早速地元の図書館でこの本を借りてきました。

初版が2008年6月。著者は笠原十九司氏。都留文科大学教授だそうです。
章立ては次のとおり。

はじめに
第一章 「百人斬り競争」を生み出した戦争社会
第二章 「百人斬り競争」の傍証――日本刀と軍国美談と国民
第三章 「百人斬り競争」の証明(1)
第四章 「百人斬り競争」の証明(2)
補論  「百人斬り競争」はなぜ南京軍事裁判で裁かれたのか
おわりに
あとがき


前書きを読むと、笠原氏が本著を著した動機は、次の二つだそうです。

・中国では南京大虐殺を象徴する残虐行為である「百人斬り競争」が、日本においては教えられることもなく忘れ去られつつあること。

・南京事件否定派が起こした「百人斬り競争」名誉毀損裁判において原告敗訴したのにも関わらず、マスメディアによりその後も「百人斬り」競争が否定され続けていること。


そして笠原氏自身の筆を借りると、「百人斬り競争」の史実の確定に挑戦し、”歴史学の立場”から一つの決着をつけておきたい…との目的でこの本を書かれたそうです。

そこまで言うからには、さぞかし文句の付けようのない新事実でもあるのだろう、と思ったんですが……。
その期待は見事に裏切られました。

結論から申しますと、新事実など目新しいものはまったくないと言ってよいと思います。
都合のよい資料を集めて組み合わせ、とにかく「百人斬り」が可能であったということを証明しようと努力しているだけなのです。

まず、驚かされるのが、笠原氏が戦前の新聞報道を全く疑っていない姿勢を取っていることです。

戦前報道された「OO人斬り」という記事をたくさん提示して、こういう報道が山のようにあったのだから、現実にもそれに等しい行為があったに違いない…と決め付け、ツユほども疑っていないのです。

笠原氏は、当時の新聞報道が(事実を報道するのを目的としていたのではなく)戦意高揚・宣伝宣撫を目的としていたことを全く無視しています。

そもそも「OO人斬った」という表現は、戦果を示すだけのマスコミならではの表記(ものの例え)にすぎないと考えるのが妥当です。

当時の戦場の実態に照らせば、銃撃や銃剣による攻撃で敵を倒したものが殆どであって、日本刀でバッタバッタと戦場で敵兵を斬り倒したなどということは有り得ません。
(このあたりの「報道表現」については、過去記事↓にて、山本七平の解説を紹介しているので参照されたし。)

【参考記事】
・名文章ご紹介シリーズ【その9】~百人斬りが通用する背景には~

しかしながら、笠原氏はそれを真に受けて、次のように結論付けます。

前述したが、日本刀は「使い手を得て真価を発揮する」「名刀と使い手の技が一体となって斬れ味が冴える」などといわれ、「使い手の腕」が物をいう武器でもある。そのために、剣道、それも真剣を使っての藁や竹の「試し斬り」の技を習得していた軍人が、「OO人斬り」を得意になっておこない、それを軍功として賞賛する風潮が強かったことが読みとれる【引用:P41】

中国戦場に「何百・何千の野田・向井」がいて無数の「百人斬り」をおこない、膨大な中国の軍民に残酷な死をもたらしたということが、決して誇張ではないことが推察されよう。【引用:P48】

【引用元:「百人斬り競争」と南京事件】


兵士の勇猛さを讃えるのが「目的」だけの記事報道を以って、実際に「OO人斬り」があったと断定する。
(例えていえば、東スポの記事が報道されたから、事実に間違いないというようなものだろう。)

それどころか、この新聞報道を以って、当時の日本人がこうした報道を喜んでいたなどと指摘する始末。
「戦時風潮のせいもあった」と言い訳をしながらも、当時の日本人が残虐記事を喜ぶ”野蛮”であったように匂わす処などは読んでいて怒りがこみ上げてきました。

笠原氏は、「残虐記事を、果たして当時の日本人が喜んで読むだろうか?」という当然の疑問が頭に浮かばないんでしょうか?

前述したように当時の報道が、戦果を「OO人斬り」で表現していたに過ぎないこと、つまり、華々しい戦果を報道するのが目的で、内容は荒唐無稽であっても何ら問題視されなかったことを全く理解していません。

これで”歴史学の立場から云々~”とのたまうのだから本当に呆れてしまう。

第一、当時の報道は、軍部によって検閲されており、残虐記事が載ることは絶対ありませんし、これらの報道を残虐だと受け止める読者もいません。

そうした戦意高揚記事を、残虐記事と読み変えようとする「意図」があまりにもあからさますぎます。

笠原氏は、当時の「OO人斬り」という中国人殺害自体については、無条件に事実だと決め付けるくせに、当時の報道(敵陣に突撃して何十人も叩っ斬ったというような)内容については否定するのです。

そして彼は、これら荒唐無稽な新聞報道が、実は捕虜や市民など無抵抗な者の「据え物斬り」であったと主張することで、これら戦意高揚記事が「虚報」ではないと強弁しているのです。

要するに、「荒唐無稽な信憑性に乏しい戦意高揚記事」を、「実際に行なうことが可能な残虐記事」へと改変しようとしているわけです。

これは、山本七平が指摘した「結局、虚報の武勇伝は残虐記事にならざるを得ないという一つの図式」そのものです。
(このことについては、過去記事↓にて詳しく引用しているので参照されたし。)

【参考記事】
・いまだに日中の相互理解を阻む「虚報」の害悪について

そして、こうした記事の紹介の狭間狭間に、向井・野田両少尉が、剣道の達人だった…とか、こうした行動も取れる環境にあった…とか挿入していくわけです。
下記のように。

「百人斬り」の向井少尉は、銃剣道三段の腕前であったから、日本刀だけではなく、銃剣の刺突で殺害して人数を増やした可能性も考えられる。【引用:P44】

野田大隊副官も、向井歩兵砲小隊長も戦況により、臨機応変にそうした作戦に参加することができた。とすれば、「百人斬り」をおこなうことを、はじめから「不可能だった」と断定することはできない。【引用:P56】

注目されるのは、歩兵でない砲兵でも日本刀を携帯して、中国兵を斬り殺していたことである。これも向井少尉が歩兵砲小隊長であっても「百人斬り」はできたことを示唆する「傍証」といえる。
以上の記事から、歩兵砲小隊長であった向井少尉が名刀「関の孫六」を持ってどのような場面で「百人斬り」をおこないえたのかを、想定することができた…【引用:P73】

このような戦況になれば、向井歩兵砲小隊長の「独断をもって」、投降兵や敗残兵、捕虜の「百人斬り」をおこなうことが状況的には可能だったのである。【引用:P95】

常州付近ではこのような状況であったから、向井、野田両少尉が記事に書かれていたような数の中国兵を日本刀で斬り殺せた可能性はあったといえよう。【引用:P122】

向井少尉も野田少尉も部下を連れての偵察が重要な任務であったから、望月五三郎『私の支那事変』に記述されていたように、迂回戦術行軍の偵察活動の最中に、農民を捕まえて「据え物斬り」をする機会が十分にあったと考えてよいだろう。【引用:P165】

【引用元:「百人斬り競争」と南京事件】


でも、上記の指摘ってみんな「可能であったに”過ぎない”」だけなんです。いわば笠原氏の願望に過ぎないんですね。
印象付けにより読者を誘導しようという魂胆がみえみえで、ある意味失笑を禁じえません。

長くなったので今日はここまで。
次回は、笠原氏が論拠とする「志々目証言」などについて取り上げていきます。

【関連記事】
・書評/笠原十九司著『「百人斬り競争」と南京事件』…を斬る【その2】
・書評/笠原十九司著『「百人斬り競争」と南京事件」…を斬る【その3】《追記あり》

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コメント

自白があれば、冤罪は存在しない……っと。

  • 2012/11/22(木) 16:27:33 |
  • URL |
  • えまのん #ftr86F3A
  • [編集]

KYさんへ

KYさん、コメントありがとうございます。
レスが遅れてすみません。

彼らに共通して見られる特徴として、ダブスタを平然と行なって何ら恥じないし、自覚しないし、それを指摘されても絶対に認めない性向がありますね。
いわゆる人間のクズで、実生活では嫌われるタイプですな。
なぜか、左翼はそういう人が多いですね。
そのくせ、博愛的・人道的言辞だけは人一倍振り回すから鼻につく。
これに比べりゃ、まだネトウヨのほうが許せます。

  • 2010/04/27(火) 20:21:30 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
  • [編集]

学者までもが

 「日本軍最強伝説」を盲信しているのですから話になりませんね。しかも笠原氏の場合は戦前の日本をことごとく否定する態度を取りながら、戦時中の報道については何一つ疑うことなく「全部実際にあったこと」と信じ込むと言うダブスタ振り。こんな態度は学者ではなくカルト信者ですよ。Apeman氏は相変わらずで「百人斬りの可能性」から「戦争犯罪云々」と論点逸らしばかり。そもそも「捕虜の据えもの斬り」自体「あった派」が論点逸らしの手段として持ち出したものですので、何処まで見苦しい言い訳をして処刑された両少尉とその遺族の方々の名誉を汚し続ければ気が済むのかと呆れてしまいます。
 最新記事からここに来た次第ですが、サヨクのしていることは旧軍部のしてきたマイナス面と全く変わらないことを改めて感じさせますね。

  • 2010/04/26(月) 00:50:42 |
  • URL |
  • KY #mQop/nM.
  • [編集]

先生はapeman城で傷のなめあいかね(´ー`)y-~~

>「これ、あまりにもバカらしいはなしで素敵すぎるので、私のブログで引用して紹介していいですか?」へのお返事はいただけないのかな? 「まあ「引用」なら著作権者の許諾はいらないんだけど」とも書いてはおいたけど。胸を張って「これがオレの主張だ」と言えるのかどうか、確かめておきたくてさ。

下のほうでapeman先生の記事にはツッコミ済み。儒教ナショナリズムの関係で、勉強したり新しい見解にアップデートする可能性がないことも予告済み。だって新しい研究や分析自体が「史実をねじまげる歴史修正主義!!」って再三にわたって叫んでるからね。
宗教サヨクの特殊スキル「誤読」「聖戦」がある限り、またボロボロの内容にしかならんでしょうな。せいぜい、飲み屋のママさんに泣き上戸になって、「ママ、オレって正しいよな? 正しいはずだよな? みんなオレを否定するんだよ~(;;)」とすがりつくオッサンみたいにしかならんでしょ。
たまたま常連さんが居たら、「サルさん、世の中いいこともあるよ!!がんばれよ!!」って慰めてくれるかもしれんがね・・。

自己肯定に飢えた、50代男の余裕ない振る舞いがあらわになっちゃってるんだよね。どこの職場でもこんなオッサンは一人ぐらい居るもんですけどね。
しかしさ、インテリっぽく振舞いたいなら最後までその矜持を保てばいいのに、それもできんでうろたえまくって誰かに頼ろうとするのは、50代の成人男性としてどんなもんだろうね? 男としての意地はないのかね? 空威張りが好きなわりになんでこうも行動が伴わないんだろうかねぇ・・。

アンタが残りの20年ぐらいの人生をとことん他人に甘えたり迷惑かけるだけで過ごすのは勝手だけど、他人にとっちゃ迷惑は迷惑でしかないさね。態度が悪ければ飲み屋からも出入り禁止にされるわけでね。でもそれは差別じゃなくて先生がアホなことばかりしたからなんだよね。
もう少しさ、「オレサマってすごいの!!みんなほめてー!!」ばっかじゃなくて、地道にコツコツと信頼されるように振舞ったらいいと思うんだがねぇ。
(´ー`)y-~~

反面教師のapeman先生、今日もネットで一人街宣車かね・・。
哀れなりサヨク。

  • 2009/04/12(日) 15:02:28 |
  • URL |
  • 潜水艦 #3un.pJ2M
  • [編集]

sirokazeさんへ

「これ、あまりにもバカらしいはなしで素敵すぎるので、私のブログで引用して紹介していいですか?」へのお返事はいただけないのかな? 「まあ「引用」なら著作権者の許諾はいらないんだけど」とも書いてはおいたけど。胸を張って「これがオレの主張だ」と言えるのかどうか、確かめておきたくてさ。

それはないよapeman先生(´ー`)y-~~

>俺には、その思考回路がマッタクわかりませんな。

sirokazeさん、宗教サヨクの超理論は同じ宗教サヨクにしか通じません。一般リベラルを排除しきった後に残った彼らはインスマスに住まうクトゥルーの眷属でね、彼らを理解するには彼らと同じになるしかないんですよ。だって、テキストで説明してくれないんだからねw 彼らと同じ信徒になって超感覚を獲得しないとダメなんでしょう。
俺はなりたいと思いませんが、sirokazeさんが冒険心に満ち溢れているなら挑戦することは止めませんぞw 

>だから「可能である」ことを立証することも重要な論証のステップだと言ってるわけだけど? こんな簡単なことがおわかりになりませんか?

自分の決めた「結論」の鋳型に断片情報をねじ込むのは「形式主義」って言って分析とは言わないよ。偵察行動中に何十人か斬った「可能性がある」なんて主張に同意するのは、しまうま大将ぐらいだよw 儒教ナショナリズムは現実と妄想が逆転してるからねぇ。

>現に裁判所がどう判断したか、ちゃんと判決を読んでみた?

裁判所ってどこのこと言ってるんだろ? 戦犯裁判のことか最近あった名誉毀損の裁判かわからんw あれだって「名誉毀損と言うには証拠不足だね。」と案系処理しただけで、サヨクを支持したわけでもないのにね。前にも言われてるのに徹底的に無視するapeman先生。詐欺に失敗したら、また別の人間に全く同じ手口を使う詐欺師のようだね。
この通り、周りから指摘されても全然アップデートしてないことがわかる。たぶん、先生のパソコンはウイルス対策どころかウインドウズアップデートもしてないんでしょうな。それも「歴史修正主義」になっちゃうはずだからねw

>さらに言えば、そもそも「100人」である必要なんてないんだけど。忘れちゃったんですか?

だからこんな寝ぼけたことを言う。事件規模、斬った経緯、日時や場所、そういったものを全然明らかにしてないのに、なぜか自信満々なapeman先生・・。屋上屋を重ねる違法建築な主張は秘孔を突くまでもなく「ひでぶー。」と崩壊してるのさね。
本当になにひとつ勉強もせずに威張るのがお好きだよねぇ。
(´ー`)y-~~

>あと、命題は「両少尉が百人斬りをしたか」であって、「両少尉が戦争犯罪をしたか?」ではないですね。

sirokazeさん、apeman先生は「百人斬り」からスリカエに移りましたぞw 事件規模の説明もしないうちに逃走する先生とはねぇ。「百人斬りの戦犯」として散々言ってたんだから、大量の違法殺害を立証するのはサヨクらの責務でしょうが。南京裁判の記録を出すだけでいいというのに、なんでそんなに嫌がるのかねぇ・・。先生は再三にわたって「南京裁判で裁かれたから彼らの罪状は間違いなし!!」と言ってたじゃないかね・・。その信用できる裁判内容を説明すれば全て終わる話でしょうにね。

でもね、絶対に先生は建設的な話をこれからもしないと予言するよw だって、話がまとまっちゃったら「聖戦」ができなくなっちゃうからね。宗教サヨクにとって最高に楽しいのは「異教徒認定」した他人に難癖をつける時なんだからね。
そうしないと生きていけない宗派なんだよね。

50歳も過ぎて息子のような年頃の若者たちに指摘されまくって開き直るapeman先生。まさにそういう年頃の男性に観られるわがままさが文章からみなぎってるよね。案外マゾだったりするのかもしれんね。

哀れなりサヨク。

  • 2009/04/12(日) 04:45:27 |
  • URL |
  • 潜水艦 #R1y00GSs
  • [編集]

おいおい。肝心の答えはどうしたの?

いつまで逃げ回っているんでしょうかね?
apeman先生。
一つも証明していないで、ウダウダ言っても社会人には通用しませんよ(笑)。平日昼日中に書き込めるような50代のダメオヤジが、妄想を垂れ流すのは結構だけれどね。

>何時の間にやら斬殺から撲殺レベルでOKみたいな状況を考慮したところ。

 これにはまったく返信できないよな。
 これがあんたたちの証明力のなさ、科学的考察力のなさ、数学的実証能力のなさなんだよ。

 あと、命題は「両少尉が百人斬りをしたか」であって、「両少尉が戦争犯罪をしたか?」ではないですね。これも命題取り違えないでくださいな。ま、デキの悪い人間ですね(笑)

  • 2009/04/11(土) 13:34:26 |
  • URL |
  • sirokaze #-
  • [編集]

あるよ

>そんな証明の仕方はないよ

あなたが「ない」と言いはればないことになるほど世の中は甘くないんですよ。

> まあ、科学的に考えられない連中の言い分ってのは、都合の良い解釈にしか流れないってしか思えないんですがね。
> 以前、誰かさんだったか、歴史は科学ではないとかほざいていたけれど、科学的に「可能でない」ことは、「可能とはいえない」んでね。

「科学」なんてあなたが口にするのは100年早いんじゃないかな(笑) 科学的に「可能ではない」ことは「可能とは言えない」。そうだね、それで? だから「可能である」ことを立証することも重要な論証のステップだと言ってるわけだけど? こんな簡単なことがおわかりになりませんか?

> そうして、残念だけれど、apeman先生たちの主張ってすべからく、笠原インチキ教授の「だったかもしれない」という「妄想」の類を根拠にしているんだが、それは根拠ではないわけ。

君が「妄想」だと思えば世間でも「妄想」で通るわけじゃないんだよね。現に裁判所がどう判断したか、ちゃんと判決を読んでみた?

>まずもってこれは科学的や数学的証明にはなんの説明でもないわけ。

「数学的」(笑) 無理するのはやめなさい。こういうところでボロが出るからさ。妄想で頭が一杯になっている人間以外にとっては、説明を必要としているのは「40数人なら可能だが100人は無理」と言い張る側なんだよ。
さらに言えば、そもそも「100人」である必要なんてないんだけど。忘れちゃったんですか?

> 解りやすく言えば、100点を求められる試験で120点の前例があるなら、100点は取れる可能性はあるといえる。
> だが、50点未満の点数の人間が100点を取れる確率はゼロ。と見なすのが普通。

これ、あまりにもバカらしいはなしで素敵すぎるので、私のブログで引用して紹介していいですか? まあ「引用」なら著作権者の許諾はいらないんだけど。

>話題は、「日本刀で百人切れるか?」なのに

またまた妄想モードに入っちゃった…ことの本質は、両少尉が少なからぬ件数の戦争犯罪(捕虜や非戦闘員の殺害)を犯したかどうか。

そんな証明の仕方はないよ

apeman先生。
 いつまで、俺や一知半解さんの質問をほったらかしにしているのか分かりませんが、回答がないってことは、望月証言や志々目証言の内容はインチキであり、実在として証明できません。だから、ほったらかしにしていますと。
 ってことでいいのかね?

>>その場合には「不可能ではない」「可能であった」ことを示すのは重要な反論のためのステップです。

 まあ、科学的に考えられない連中の言い分ってのは、都合の良い解釈にしか流れないってしか思えないんですがね。
 以前、誰かさんだったか、歴史は科学ではないとかほざいていたけれど、科学的に「可能でない」ことは、「可能とはいえない」んでね。
 それは証明方法として、ナンセンス。使えない社会人ですな。実際に結果を出さずして、推論だけで片付けるなんてありえないんでね。
 
 そうして、残念だけれど、apeman先生たちの主張ってすべからく、笠原インチキ教授の「だったかもしれない」という「妄想」の類を根拠にしているんだが、それは根拠ではないわけ。
 一例を挙げれば、「40数人捕虜を斬った」という話。これからインチキ教授は「100人を達成できたかもしれない」と言うけれど、まずもってこれは科学的や数学的証明にはなんの説明でもないわけ。

 解りやすく言えば、100点を求められる試験で120点の前例があるなら、100点は取れる可能性はあるといえる。
 だが、50点未満の点数の人間が100点を取れる確率はゼロ。と見なすのが普通。

 これは限界値の問題。後にも先にもないってことは、要は誰も試してもいなければ、もしかしたら、ソレ未満かもしれないってこと。

 それに、apeman先生たちのくだらない話題に、「殴りつけただけでも人は死に至るし」とか、何時の間にやら斬殺から撲殺レベルでOKみたいな状況を考慮したところ。

 極論すれば、それは日本刀じゃなくてもOKじゃね?

 って笑いながら見させてもらいました。
 さすが、apeman先生たち。
 ちょっと普通の人たちとは思考回路がどっか違う。話題は、「日本刀で百人切れるか?」なのに、「撲殺でもOK」なんて命題とまったく違うのに、それで納得してしまう人たち。

 俺には、その思考回路がマッタクわかりませんな。

  • 2009/04/10(金) 23:44:08 |
  • URL |
  • sirokaze #-
  • [編集]

まだそんなこと言ってるのかね(´ー`)y-~~

先生のテキストは相変わらず曖昧模糊としてて、主旨をちゃんとまとめる気がないようだね。生徒たちからは非難轟々だよ。

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090405/p1

>また地方紙の戦争報道については「郷土部隊に密着した戦争報道をしながら、中国戦場と銃後の地域を密接に結びつけ、あたかもスポーツかゲームのように*1戦争を報道して、国民の戦意高揚をはかり、一方では遺された家族に「倅よく死んでくれた」「名誉の戦死です」「報国の遺志は受け継ぎます」といった建前をいわせるようにして、戦争犠牲を受容させる世論形成をはかっていったことがわかる」としています(38-39頁)。

なんだよこの悪文はw apeman先生もひどいが笠原の文章も相当にひどいようだね・・。本多勝一教祖のマネだからしょーがないのかもしれんがね。戦争の際に国民が一致団結するのは当然のことさね。世界中どんな国でもそうしてるのに、どこが悪いのか解るように書かれていない。サヨクの特徴だ。
自分の思い込みを読者が共有してる前提で書いてる、典型的な悪文というのはわかるがね。こんなのばかり書いてるからサヨクはアホ扱いされるのさね。
(´ー`)y-~~

結局、笠原の書いてるのも「可能性がある、殺してると思う。」ってだけで、実際にどういう事件があったかの検証にはなってないんだよね。ホントに30年前のままだな。この問いかけをまた再掲しよう。

http://srsa.jugem.jp/?eid=642

>つまりな、やらにゃならんのはこうだ。
>まず、斬ったかどうかの確認。斬ったとしてその理由の確認。これは殺人ゲームだったか自衛行為や戦闘の結果かどうかね。斬ったとして、そのおおよその人数の確認。何十人か数名か? 他の部隊まで協力して何十人と斬ったか、直接戦闘した敗残兵数名か?

>そのへんはっきりさせておくれよw 当時は日本軍の浸透突破戦術で後方に置いてけぼりにされた中国敗残兵たちが、後続する日本軍部隊を襲ったりもしてたんだぜ。
>戦時国際法としちゃ、捕虜として正式に受け入れた後の殺害は違法だけど、戦闘の継続としての殺傷は合法だったよな? ま、グレーゾーンの話にはなるが、一方的な「虐殺」とかとはまた違う話だよな。

(∩゚д゚)アーアー聞こえなーい
↑こんな初歩の問いかけなのに、ずっとこんな態度で逃避を続けるapeman先生。思い込みの屋上屋を重ね続けてるから、きちっとした説明ができずに悪文でごまかしてるんだよね。
戦意高揚報道なんぞ、イラク戦争にだってあったことだ。それが敗戦して戦犯裁判の材料として利用されたってだけの話なんだよね。apeman先生たちが裁判記録とかをきちっと出さず、ずっと曖昧なこと言ってるだけなのも逆の意味で裏付けしちゃってるんだがね。

>本人が「やった」と語っているのに、「不可能だった」からやらかなかったと言い出す人間が

だったら、先生は自白が犯罪で一番の証拠、と考えてる江戸時代の猿人と認定だねw 闇奉行に証拠は要らねぇんだよ!!かねw 長い悪文書いてごまかしてても、本音はそこにあるわけでね。結局、「本人がそう言ってると思うから間違いない!!疑う者はみなウヨク!!」から一歩も出てないじゃないかねww
「新しい史料」たって、「戦車で城門をぶち破った。」とかあり得ない記述だらけで信用できんダメ、ってのが望月史料だったがね。それ、nmwgipさんにyahoo掲示板で指摘済みなのにもう忘れたのかね?
戦訓を学ばず、論破されたことをまた別人に平気な顔をして語るのが先生の手口かねw

先生たち宗教サヨクがアホ扱いされるのは、主張に全然改良とかアップデートの類がないうえに不誠実な態度ばかりとってるからだよ。他人様をちゃんと対等な人間とみずにバカ扱いしとるんだね。そこをみんな見抜いているんだよ。気付かぬはサヨクばかりなり。

哀れなりサヨク。

  • 2009/04/08(水) 11:35:40 |
  • URL |
  • 潜水艦 #3un.pJ2M
  • [編集]

そうそう、エントリでは扱わなかった点について一つだけ補足しておきましょう。

>でも、上記の指摘ってみんな「可能であったに”過ぎない”」だけなんです。いわば笠原氏の願望に過ぎないんですね。
>印象付けにより読者を誘導しようという魂胆がみえみえで、ある意味失笑を禁じえません。

本人が「やった」と語っているのに、「不可能だった」からやらかなかったと言い出す人間が山本「事実であろうと、なかろうと」七平を筆頭にいるわけです。その場合には「不可能ではない」「可能であった」ことを示すのは重要な反論のためのステップです。
「不可能だった」と主張していることに言及せずに「可能だった」という主張を批判するのは印象付けにより読者を誘導しようという魂胆がみえみえで、ある意味失笑を禁じえません。

トラックバックが通るかどうかよくわからないのでこちらでも告知しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090405/p1

一言でいえば「その後に発見された史料を無視して30年以上前の文献にだけ依拠するなんて、真面目にやる気があるとは思えない」ってことですが。

コメントありがとうございます。

>カァさん

初めまして、コメントありがとうございます。

わたしもこのような本を読む気はさらさら無かったのですが、Apemanさんと議論するうえで必要なので読んでみました。論敵の根拠を知らないといけませんから。
ま、読んでいて楽しくはなかったことは確かです。

それはさておき、カァさんのブログ拝見しました。私と同じように、山本七平に心酔されていらっしゃるようですね。同志を見つけたようで嬉しいです。これから時々覗かせていただきますね。よろしくお願いします。


>仮)山田二郎さん

ご指摘のとおりファンタジーですね。しかも、推定有罪ですから、始末がわるい。
稚拙ではありますが、このような駄本を批判してみました。
この本を読む人には、是非拙記事も参考にしてもらいたいですね


>sirokazeさん

コメントありがとうございます。

>常識も知らないアホが書いたモノで見る価値ゼロですね。

まさにそのとおり。
ただ、そうした戦争の常識を知らない人も多いですから、コロッとだまされる人もいるわけで。
困ったものですv-393

  • 2009/03/01(日) 19:36:41 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
  • [編集]

そうなんですよねえ。
 この本を見て、これが真実なんだ! とかわめいている、apeman先生以下、馬鹿サヨクの多いこと多いこと。

 指摘している通り、すべて「可能性」にしかすぎない。
 要はなにも証明できませんと同一レベルの話。こんなんで学者とか、第一人者とかほざいているのだから、笠原インチキ学者と言っても過言ではないですねえ。もちろん弟子たちはさらに輪をかけてアホだが。

>迂回戦術行軍の偵察活動の最中に、農民を捕まえて「据え物斬り」をする機会が十分にあったと考えてよいだろう。

 普通、偵察行動中に目立つような行動するわけねえだろ?
 っていう常識も知らないアホが書いたモノで見る価値ゼロですね。

  • 2009/03/01(日) 16:18:41 |
  • URL |
  • sirokaze #-
  • [編集]

ちなみに

この手の可能だ説は、「君は殺人可能だったから、殺人犯に間違いない」とする、感覚と似ていますねー。

  • 2009/03/01(日) 08:49:01 |
  • URL |
  • 仮)山田二郎 #JalddpaA
  • [編集]

百人斬りが、本当だとすると

据物斬り説を採用すると、両少尉は、わざわざ重労働でしかない、大量の処刑行為を部下に代わって自ら買って出た、類まれなる殺人凶か、マゾヒストの可能性が極めて高い。

戦場説を採用するとなると、中国兵は時代劇のように、わざわざ逃げもせず切り殺される為に、向かってきたとしか考えられない。逃げる敵兵を追いかけて大量殺傷するのは、建物の中にでも閉じ込めておかないと、どんな達人でも無理。(マシンガンでの殺傷や、爆弾で吹き飛ばしたのも含むなら別だけど、普通武勇伝とは言わないし、言えない)

どちらにしても、ファンタジーだなこりゃ。

  • 2009/02/28(土) 20:57:33 |
  • URL |
  • 仮)山田二郎 #JalddpaA
  • [編集]

はじめまして

この様な本は、私には怒りで最後まで読めそうにありません。
本多勝一氏の本も、勇気が無くて、まだ読んでいません。
凄い忍耐力ですね。

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[南京事件]一知半解氏を分析する

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  • 2009/09/17(木) 21:52:41 |
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