一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

「一知半解人のハッスル=頓馬なセンセーショナリズム」がもたらす危険

今話題の事業仕分けを行なっている中で、スーパー・コンピュータ開発やGXロケット開発の見直し答申について、いろいろと批判のトーンが高まってますね。

このマスコミ報道を見ていて思うのですが、つくづくマスコミというのは無定見だな…と。
事業仕分けを持ち上げたかと思えば、一転、問題点を騒ぎ立てる。
まるで世論の流れを煽ることしか能がないようです。

この騒動を見ていて、思い出したのが、私のHNにもなっている「一知半解」について書かれた山本七平の記述です。以下、ご紹介して行きます。

私の中の日本軍 (上) (文春文庫 (306‐1))私の中の日本軍 (上) (文春文庫 (306‐1))
(1983/01)
山本 七平

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(~前略)

われわれには、みな、その時代時代の常識とか通念とかいったものがあり、それを前提にして新聞を読み、ラジオを聞き、テレビを見ている。

ところが、もしそれが逆用され、悪用されると、全くあり得ないことをいとも簡単に信じこますことが出来るのである。

それは今でも同じであり、その例はまた別の機会に記すが、幸い今の人の常識は戦前の常識と違うから、その点で、かえって、この記事が書かれたころの常識の検討はしやすいであろう。

「一知半解は知らざるに劣る」というが、当時の日本人はそのほとんどすべてが軍隊や戦争に対して一知半解であり、そのため文字通り「知らざるに劣る」状態になって、それが米英撃滅論的な世論を生み出してしまったと私は思っている。

何しろ世をあげての軍国熱があり、遊びといえば兵隊ゴッコ、読むものといえば忠勇美談、武勇伝、殉国美談であり、さらにマンガでは、犬まで兵隊を演じ、パンダと白黒を逆にしたような『のらくろ』は今のパンダ以上の人気もの、その上、中学校に入れば学校教練という正課の「兵隊ゴッコ」があった。

これが普通であって、私のような特別な家庭に育った者は例外者であった。

今このようなことをいうとおかしいが、私は軍隊で小銃の実包射撃の訓練をうけたことはない。

これは砲兵では当然である。

しかし高校時代に、戸山ヶ原の陸軍射撃場を借りて、三百メートル実包射撃をやっている。
歩兵戦闘というのは全く知らないはずなのに、曲りなりにも、ジャングル内の歩兵戦闘であまりまごつかなかったのは、やはり、実に九年におよぶ学校教練の結果かも知れない。

当時の学校教練はもちろん正課の学科で、これの点が悪ければ落第した。

おそらくその水準は、ある種の国の民兵程度だったかも知れない。

従って当時の日本人は、非常に軍事常識があったわけだが、これがあらゆる面で逆に作用した

というのは、「兵隊ゴッコ」というが、これは正確にいうと「歩兵隊ゴッコ」なのである。

軍事教練というが、これは歩兵教練で、大体、中隊単位の戦闘訓練、軽機や擲弾筒の訓練まで正規の学課であった。
今では想像もつかないことであろう。

これが、「軍隊=歩兵」という観念をいつしか全国民に植えつけた
同時に当時のマスコミも、いわばこういった読者を対象とするため、この観念をますます強めてしまったことと思う。

同時にそういった軍事常識に基づいて、少尉といえばすぐそれを「歩兵小隊長」と考えることも、だれ一人疑わぬ状態になってしまったのである。

いわばこれが当時の「常識」である。

常識や通念はもちろん虚偽ではない。
事実「陸軍少尉」といえば、そのほとんど全部が「歩兵小隊長」であり、それ以外のものは、いわば「例外者」であった。

今はもちろんだが、当時ですら「砲兵で、観通です」などといっても、「軍事常識」のかたまりみたいな、いわゆる「町の参謀」でも、何やらさっぱりわからない顔をしているのである。

「エッ、カンツー将校? 一体ナニやるんです」
まさか姦通と思ったわけではあるまいが一瞬けげんな顔をする。

そこで、いわば測量屋と、工事現場の仮設電話屋のようなことをするのだといえば、「ヘェー、じゃ軍属みたいなもんですな」といわれる。

こういうことは珍しくなく、そのため、軍事知識の普及がなっとらんと、憤慨している将校もいた。

この点面白かったのは、アパリにいた気象隊で、気象隊長のN少尉とはジャングル戦で一緒になり、彼が帰国するまで収容所で共に生活したが、内地では、気象隊と言うと、軍属扱いされたそうである。

彼の仕事は、いわば最小規模の測候所長であった。

近代戦とはそういったもので、飛行場設定隊といえば、今の宅地造成屋なみに朝から晩までの土木作業だし、自動車隊といえばマル通だし、鉄道隊といえば「動労」だし、船舶工兵といえば小型フェリーのようなものである。

実際こういう時代になると、民需軍需などという区別も、まことにあやしげになってくる

斬込みから生還したK伍長が「少尉殿、戦車よりブルドーザーです。アイツを叩かにゃアカンです。アイツがガンガン戦車道と自動車道を造りよる。戦車道の前端はもうすぐジャングルにとどきますぜ」と言った。

事実われわれが恐れていたのはブルドーザーであった。
ひとたび戦車道ができれば、対戦車肉薄攻撃のチャンスはない。

従って当時われわれは、何にもましてブルドーザーをこわがっていた。

だがさらに奇妙なものまで兵器になる。
S中尉が短期の入院から帰ってきたとき「砲兵の兵器にゃコウモリ傘がある」と言ったら同室のものが一斉にワーッと笑ったという話をして自分も笑っていたが、これは冗談でなく事実であり、傘は、雨天の観測に、湿気を嫌う器材を濡らさぬための必需品であった。

当時の日本人の軍事常識というものが、全く時代離れのした日露戦争並みのものであり、しかもみなが、この一知半解に固執し、本当の実態を見る目を逆に自らふさいでしまっていたこと、それがすなわち「百人斬り競争」という記事をデッチ上げさせた背景であり、同時にそれは「百人斬り」的行為をしていない軍人は軍人と認めないことにもなった。

(~中略~)

「戦意高揚」と筒単に言うけれど、これは、「国民を戦争へと扇動する」という言葉とどこに差があろう。

近代戦の恐るべき実体を隠し、その戦場が「百人斬り」の場であるかの如くに書きたてたこと、それが一体どういう結果になったか。

先日、ある週刊誌の座談会で、戦史家秦郁彦氏が、戦争の末期には「プロは投げちゃって、アマばかりハッスルしていた」と言われたが、これは私の印象ともピタリと一致する。

戦意高揚という名の扇動記事・ゴマスリ記事が、軍事知識の一知半解人を完全にめくらにしてしまったのだ

私が前に「目をつぶされた大蛇が、自らが頭に描いた妄想に従って、のだうちまわって自滅した」ような印象を日本軍に対してもっていると書いた、その目をつぶしたのは、こういった記事なのである。

戦後は軍事知識の一知半解人はいなくなったが、新聞、ラジオ、テレビは、別の面での恐るべき多量の一知半解人を生み出しているように思う。

一体これがどうなって行くのであろう。

知らないことは知らないでよいではないか。
知らないことには判断を差し控えて少しもかまわないではないか。


同時に、専門家ははっきりと専門家としての判断を公表する義務があると私は思う。
と同時に専門家でない者は、専門家の意見を冷静に聞くべき義務があると思う。

だが一知半解人は、常にそれができなくなるのである。

大分前のことだが、源田実氏が「ヴェトナム戦争は、純軍事的に見れば北ヴェトナムの実質的敗北で終ることは明らかだ」といった意味のことをいわれ、当時これが「勇気ある発言だ」と書かれていたのを何かの雑誌で見たが、瞬間、ムカッとしたのである。

今それを言うなら、なぜ、太平洋戦争の前にそれを言わないのか!

米・英・中三国との戦争の結果は、あなたには「純軍事的に見れば、はじめから明らか」であったではないか。
あなたは軍人ではなかったのか。
軍事の専門家ではなかったか。

他国のことに発言するくらいなら、なぜ自らの祖国とその同胞のために発言しなかったのか。

もちろんヴェトナムについて発言することすら勇気がいるのだから、当時の日本で、日本について同じような発言をすることは、死を覚悟しなければ出来なかったであろう。

しかし、たとえ、代表的な新聞が社説で「対米開戦」を主張しようと、それは本多勝一氏のように「百人斬り」を近代戦の実態と考え、これを断固たる「事実」と主張しているアマのハッスルにすぎず、それに対してたとえ一知半解人が双手をあげてこれに賛同しようと、それは専門家の判断の基準にはならないはずである。

その場合、専門家は、たとえいかなる罵言雑言がとんで来ようと、たとえ、いわゆる「世論」なるものに、袋叩きにあおうと、殺されようと、専門家には専門家としての意見を言う義務があり、それをはっきり口にする人が、専門家と呼ばれるべきであろう。

ただ私は、宮沢浩一教授の『ペンの暴力』という一文を読んだとき、つくづく戦争中を思い出したのである。次にその一部を引用させていただく。

〈わが国では、各地のいわゆる公害裁判で、原告に加担するマスコミがすでに結論がでているとばかりに、被告の訴訟活動に不当な圧力をかけている。被告会社の主張を科学的に裏づけようとする鑑定証人に加えられるペンの暴力によって、専門家は発言を事実上封ぜられる。

裁判の場では、両当事者は対等の立場で、使用しうる限りの科学的知識を動員して、その主張の合理性を争わねば、真実を誤る。

法律の適用についていかにすぐれた能力を待つ裁判官でも、科学的な判断には、専門家の助けを借りなければならない。

冷静に戦わされる専門家の意見に耳を傾け、原告・被告の言い分をじっくり聞いて判断を下さねばならないのに、先走った感情論から、被告側の鑑定人の足をひっぱる応援部隊が、「資本家の走狗」よばわりする図は、中世の暗黒裁判に似ている。

金沢大学の学長が、イタイイタイ病問題での、まわりの付和雷同性をたしなめると、今度は学生が騒ぎ、マスコミが弾劾の論陣をはる。

いつになったら、この頓馬なセンセーシーナリズムがなくなることだろう〉


教授は「この頓馬なセンセーショナリズム」と書いておられるが、戦争中は文字通り「この頓馬なセンセーショナリズム」の連続であり、「百人斬り競争」という記事は、その一つだったにすぎない

そしてこういったセンセーショナルな記事の連続が、専門家の口を封じ、アマだけを異常にハッスルさせるという結果になった
それが、秦郁彦氏の指摘した戦争末期の実状であろう。

そして小規模ならば、太平洋戦争と同じのこのパターンの事件は、国内の至る所でくりひろげられているように思われる。

従って「百人斬り」という記事の問題点はむしろこの方向にあるかも知れないが、しかし、その全般を解明する能力が私にあるとは思えないので、やはり、問題の焦点を二少尉にしぼろうと思う。

しかし、この問題も、読者は、考えてほしい。

おそらくこの方が重要な点と思うから――ただ一つ私に言うべきことがあるなら、この「百人斬り」的な「頓馬なセンセーシーナリズム」と「軍備」とが結合し、世界中から袋叩きに会ったのが、太平洋戦争の一面だということである。

従って再軍備の危険性はむしろこの百人斬り的「頓馬なセンセーショナリズム」と軍備との結合という点から考えるべきことであろう。

(後略~)

【引用元:私の中の日本軍(上)/扇動記事と専門家の義務/P220~】


今も昔もマスコミは扇動記事を書くのが上手なようですね。
そして、それを鵜呑みにして、科学立国の危機と言わんばかりに騒ぎたてる人のうち、はたしてどれだけ冷静に問題の本質を見抜いている人がいるのでしょうか。
(勿論、私自身、スーパー・コンピュータ開発の是非はわかりません。ですから、軽々しく止めろとか続けろと言うつもりもありません。)

山本七平が指摘するように、一知半解人は、軽々しく決め付けずに、専門家の意見を聞く必要がありますし、専門家は、一知半解人にわかるように説明する義務があるはずです。

そうした基本的なことを怠り、生半可な知識に基づいて即断し、それに対する異論には、よってたかって批判を加え黙らせようとする。

「一知半解人のハッスル=頓馬なセンセーショナリズム」がもたらす危険に気づくことこそ、戦前を反省するということでしょうに。
そのためにも、まず我々一人ひとりが一知半解人であることを自覚する必要があるのではないでしょうか。

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コメント

apさん、mugiさんへ

>apさん

コメントありがとうございます。
そう仰っていただけると、大変励みになります。
これからもよろしくお願いいたします。

>mugiさん

レスありがとうございました。

>どちらに共感するかは、読者に委ねましょう。

お互い平行線でしょうから、確かにその方がよさそうですね。

  • 2009/12/24(木) 22:37:03 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
  • [編集]

「泥仕合」

こんばんは、一致半解さん。
丁重なレスを有難うございます。

 もちろん山本が侮日というのは私個人の主観に過ぎないし、逸材と思うのもまたあなたの主観です。それで自由だけど、あなた自身もその意見を押し付けていなかったでしょうか?私を含め方々のブログコメントで、山本の言葉を引用しないものは無かったはず。牽強付会も感じられたし、自分のことはとかく見えない。
「人は偏り見るもの」と言ったのは他ならぬ山本自身だし、山本の作品もある意味「主観」の連続です。歴史家も好悪の入り混じった主観で書くことも珍しくない。

 あなたと葵さんの争いの原因や詳細は不明ですが、彼女の父や伯父が職業軍人だったとか。葵さんの山本に対する感情も、そこにあるのではないかと、私は憶測しています。あなたは不愉快でも、私は彼女の時事問題に関する記事は年の功もあり鋭いと感じました。
 私自身も誤りや欠陥は多々あり、あなたに許しを乞うつもりもありません。戦前の青年将校のように特定の個人を絶対化、不都合な面は完全黙殺し闇雲に庇うなら、カルト以外どんな形容があるでしょうか。

>つまらん批判に”拘泥”しているmugiさんを見ていると、

 それもあなたの“主観”でしょう。つまらんと一蹴するのは自由ですが、欧米はもちろんインドやトルコの言論界なら、身元を騙れば、まず追放対象となるのは間違いない。山本、ヤン・デンマン等を以って、日本の言論界のいい加減さを隣国は論っているのです。付け入る隙を与えたのは日本なので、これは仕方ない。あなたは偽外国人に成り済ました左翼がいたら、内容によって認めますか?左翼さえ、本多勝一を批判しますよ。

 あなたの山本擁護もまた、tikurin先生と同じパターンに陥るのは興味深いものです。ただ、私は立場は違えどApeman先生とtikurin先生は同じタイプと思います。どちらもネットに溺れ、何をしているか不明な暇人という共通点がある。粘着性、幼稚性も同じ。tikurin先生の葵さんのブログへのコメント、「40年の老舗の保守がお相手よ」で、この人の頭を疑いました。さらに妙な道徳を振りかざすのも、村野瀬さんにも似ている。
 あと、山本を「イスラエルの御用文化人」と私は書きましたが、「御用学者」とは一度も書いておりません。とても学者レベルではないし、学者と評論家の違いも分からないのですか。

>あなたの指摘は、「予想が外れた」とか、「違う評価がある」といった指摘で、いわば「見解の相違」という程度のものでしょう。

 他に基礎知識に欠ける山本の誤記術も幾度か挙げましたが、この結論になるのが毎度のパターン。枝葉の問題に過ぎないとするのも自由ですし、ここでコメントする価値もなかった。
 政治ブログは違うでしょうが、歴史ブログでは山本はもう顧みられていない。その理由を想像願います。「中学生でもわかるアラブ史」など、本物のユダヤ人の言葉を借りれば、「近視眼的な学者ぶったやり方」で書かれた代物。浅見定雄氏も「ヘブル語やアラム語はおろか、英語もろくに読めない人物」と批判していたとか。

「完全に理解している」という概念こそ、曲者ではないでしょうか?“理解”と言うのは容易でも、人の理解度はそれぞれ異なるし、己の解釈を理解していると自称しているのが実態です。宗教信者が良く使う言葉こそ「理解」で、彼らはよく教祖や教義を理解している又は理解しろと言う特徴がある。

 私もはっきり言えば、著者が日本人外国人問わず日本人論は殆ど関心はないのです。比較文化論もまた粗雑なものが多いし、山本の記述で興味を持って見たのは中東や聖書に関する記述のみでした。もちろん、到底満足させられるものではなかった。歴史を読み解く上で、宗教に関する知識は欠かせないので。

 あなた自身もまた、山本の従軍体験記事が正しいのか、具体的に証明できるでしょうか??
 あなたも私も戦後生まれで戦場体験なし、支持する、疑問視するにしろ、互いに確証などない。それゆえ、互いの主張に信用性はありません。また、wikiにも「詐欺師」の表現が見られ、山本を疑う者は他にもいるのをお忘れなく。以下はwikiからの引用。

山本の著作には記憶に頼った不正確な引用や、出所のあきらかでないエピソードの披露などが多く、評論家としては信用に値しないと考える人間もいる。ことに浅見定雄の批判(後述)により、山本の著作の中には、単に結果として事実認識や論理展開を誤っただけでなく、読者をあざむくために意図的・積極的に虚偽の事実を示している事例があることも広く知られるようになり、それ以降、左派・進歩派陣営の知識人の中では、山本は真面目に相手にするに値しない、ほとんど詐欺師に近い人物であるとの評価が定着している…

 いずれにせよ、“アンチ信者”のつまらぬ非難に付き合いくださいまして、有難うございました。しかし、あなたの山本弁護や礼賛もまた、アンチからすれば下らないものばかりでした。どちらに共感するかは、読者に委ねましょう。

  • 2009/12/23(水) 21:31:31 |
  • URL |
  • mugi #xsUmrm7U
  • [編集]

一知半解様

こんにちは。
いつもブログを楽しませて頂いています。
私のような者は、山本七平の著作を自分で読むこともせず、一知半解さんのエントリーでをダイジェストのように、‘香り’をかぐ程度ですが、楽しく読んでますので、今までどおりブログを続けて頂けると幸いです。
人間が完璧でなければ文筆業についてはいけないとか、人格のある点について問題があるかもしれないからといって、その主張や意見を全否定する必要もないですし、
一知半解さん自身山本七平マンセーと自称されたとしても、山本七平のいうことは100%正しく、他の考え方は排除されるべきなどどおっしゃているわけではありませんから、
厳しいコメントも、それはそれで一つの意見として受け止めたあとは、あまり気にされないでよろしいのではないでしょうか。

勝手を申し上げて大変失礼致しました。
今後のエントリーも楽しみにしております。

  • 2009/12/23(水) 10:57:24 |
  • URL |
  • ap #qMROBYQM
  • [編集]

mugiさんへ

mugiさん、こんばんは。レスをありがとうございます。
以下、お答えいたします。

そもそも、山本七平が侮日というのは、あなたの主観に過ぎないですよね。
それはそれでいいのではないですか?
ただ、その意見を他人に押し付けないで頂きたいのです。

押し付けて私がそう思わないと答えると、信者とかマンセーだとかレッテルを張るのでは、およそまともな議論になりません。
実際、以前のコメントやり取りは、議論ではなく泥仕合と化してしまいましたね。ああいうのは、もううんざりです。

>もっとも、以前の記事であなた自身、「山本七平信者の一知半解男です」(2008/03/16(日) 12:38:55)と発言していたことを、先日葵さんから教えて頂きました。

はぁ~、あの方の執念深さにはちょっと驚きますね。よっぽど私に反論されたのが頭にきたのでしょうか。
あのお婆さんも、小生意気な若造の揚げ足が取れて、さぞかし溜飲を下げたことでしょう(苦笑)。

それはさておき、過去の記事をあら探しして、揚げ足を取るのもあなたのご自由です。
私も完全無欠な人間ではないですし、間違いだってありますから、いまさら言い逃れようとも思いません。

私は、山本「信者」で、”マンセー”だと認めます。
それにも関わらず、あなたにそのことを指摘され、怒ったことについてはいささか感情的だったと自省します。
(ただ、それでもあなたから「カルト」呼ばわりされたことは今でも許せませんがv-293

しかし、余計なお世話かも知れませんが、あなたもいい加減、「偽ユダヤ人」とか、「イスラエルの御用学者」とかいう批判の仕方はやめたほうが宜しいのでは?

とにかく先入観ありきで、全てを否定しようとする傾向が強すぎて、牽強付会なレベルの批判に堕ちているように思います。

文才皆無な私と違って、mugiさんはせっかく鋭い世評を書ける文才があるのに…。自らレベルを下げるとはもったいない…。
つまらん批判に”拘泥”しているmugiさんを見ていると、つくづく好悪というものは、人の目を曇らすものだなぁ…と思わざるを得ませんね。

アンチ山本七平の批判というのは、不思議と、皆Apeman先生レベルに堕ちてしまうものなのでしょうか…。
ある意味、面白い現象のように思います。

>私はこれまで度々、山本の間違いを指摘してきましたが、“信者”さんであれば、「違和感のある情報を受け付けようとしない「体質」」に陥るのも無理はない。

あなたの指摘は、「予想が外れた」とか、「違う評価がある」といった指摘で、いわば「見解の相違」という程度のものでしょう。

山本七平の主張の理論展開とか、論理構成という根本をひっくり返すような決定的なものでなく、枝葉の問題に過ぎないと私は思います。
それだけのことだと思いますが、そう思う私の考えを、「信者」の故とするのもあなたの自由です。

>失礼ながらあなたに、異論や反論をやれる技量があるとは思えない。

確かに私はtikurinさんのように山本七平の著書を通読しているわけでもないですし、彼の主張を完璧に理解しているわけでもありません。私は私の理解する範囲内で答えさせて頂くのみです。

はっきり言って、山本七平の中東に関する記述や聖書に関する記述については、(日本との比較する以外は)私は正直言ってあまり興味は無いです。

彼の真っ当な主張が、なぜイスラエルシンパという事を以って、否定されねばならないのか??まったくもって理解不能です。

私は、彼の日本人論とか比較文化論とかに惹かれているのです。それに関する批判とかについては、出来るだけ対応させていただきますが、イスラエルシンパとかの批判については、応える価値を見出せないので勝手におやりください。
それで相手が対応できないと決め付けて悦に入るのもあなたのご自由です。

>ユダヤ教や中東問題はともかく、こうなると山本の戦争体験も何処までが本物か疑問です。遠方のことで嘘をつくのは簡単だし、詐欺師は虚実取り混ぜて相手を騙す。

幾らなんでも、憶測で詐欺師扱いはまずいのでは。
彼の従軍体験のどこがニセモノなのか?あなた具体的に指摘できますか??
確証もなしに、軽々しく言わないほうがいいと思いますよ。
主張されるのはご自由ですが、具体的に指摘できないようであれば、あなたの主張の信用性に瑕が付くだけだと思いますが…。

>私としては山本よりも、会田雄次、高坂正堯両氏をお勧めしますし、特に前者には戦争、捕虜体験があります。

会田雄次は私も少々齧ったことがあります。「逆説の論理」などは面白かった。彼も山本七平とは対談したことがあるようです。

>今後のブログでのご健闘をお祈り申し上げます。

ありがとうございます。
mugiさんも、ブログ更新頑張ってください。

  • 2009/12/21(月) 23:17:01 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
  • [編集]

アンチ信者より

“アンチ信者”からの不躾なコメントに、レスを有難うございました。
 もっとも、以前の記事であなた自身、「山本七平信者の一知半解男です」(2008/03/16(日) 12:38:55)と発言していたことを、先日葵さんから教えて頂きました。
http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-20.html

>山本七平がたとえ仮にあなたのいうようにユダヤの代弁者であったとしても、それが一体彼の主張と何の関係があるのでしょう???

 貴方も政治ブロガーなら、イスラエルに限らず外国の代弁者、しかも著名人の言動が社会に及ぼす影響が分からないのですか?そんな人物が日本のために真摯な主張をすると単純に考えているのですか?拙ブログを見たブロガー氏(※歴史ブロガー)2人も、その危険性を理解してくれました。日本のためになるような提言をしつつ、実は奉仕している国の利益を図るのは、情報戦では珍しくない手段。

>彼の主張のここがおかしいとか、ここの論理は間違っているというのであれば、参考にさせていただくことも出来ますが、
 
 私はこれまで度々、山本の間違いを指摘してきましたが、“信者”さんであれば、「違和感のある情報を受け付けようとしない「体質」」に陥るのも無理はない。山本の著書に関するエントリーをトラバさせて頂きましたが、失礼ながらあなたに、異論や反論をやれる技量があるとは思えない。山本のあの程度の中東入門書は、頓馬なセンセーショナリズムに騙される無知な読者相手に相応しい作品。間違った情報を与え、親イスラエルムードを煽る目的で書かれており、初心者は「読んではいけない」と私は言いたい。

 あと貴方は、山本が浅見定雄氏にキチンと反論したかどうかという、私の質問に答えていませんね。おそらくしなかったというより、出来なかったのは確実でしょう。そこが学者と評論家の差です。必ずしも前者が正しいとは言いませんが、スペシャリストと“プールサイダー”では勝負にならない。
 ユダヤ教や中東問題はともかく、こうなると山本の戦争体験も何処までが本物か疑問です。遠方のことで嘘をつくのは簡単だし、詐欺師は虚実取り混ぜて相手を騙す。

 私としては山本よりも、会田雄次、高坂正堯両氏をお勧めしますし、特に前者には戦争、捕虜体験があります。いずれにせよ、どの“信者”になろうが、貴方のご自由です。読書するにせよ、読解力はその人の知力に比例する。今後のブログでのご健闘をお祈り申し上げます。

  • 2009/12/20(日) 16:25:51 |
  • URL |
  • mugi #xsUmrm7U
  • [編集]

apさんのコメントへの返信。

正確な数字は統計によって異なるのですが、裕福な10%の人口が50%の年間収入を得ていると言うのが一様の同意みたいです。つまり残りの90%の人口が残りの半分を分け合っていると言う状態で1920年代の富の集中よりも状態は不公平になっているとの事です。唯、大英帝国と言われた当時でも英国は富の集中はもっと酷く其れに加えて貴族制(つまりカスト制度)だったのですが富裕層の生活基準が高く現在で言う発展途上国の様な状態とは考えられていなかったようです。(勿論全く不公平な話ですが)私も其の一般的な基準を当て嵌めて今のアメリカを説明しているのですが(他人のブログで本当のことを言うと余りにもショッキングな可能性もあり程々にしているのです)個人的にはアメリカは過去の帝国と同様極一部の富裕層と大きな貧困人口と言う社会に急激に陥って居ると言う考えです。原因の一つはフランクリンルーズヴェルト政権の社会主義政策を拒否した結果だと思います。(全てではありませんが)
 基本的にランドやハイエクやフリードマン等のレーゼーフェア自由市場経済資本主義(ネオリベラル経済主義)をまことしやかに保守資本勢力が利用した事がアメリカ帝国の経済的停滞の原因なのですが保守勢力は其れを認めようとしていない所にアメリカの将来の問題が有ると思います。ネオリベラル派で『私は間違っていた!』と言ったのはAyn Randアイン ランドの忠実な後継者Alan Greenspanアラン グリーンスパンだけなのです。

  • 2009/12/18(金) 17:25:02 |
  • URL |
  • ejnews #-
  • [編集]

突然過去記事に沸いてきてすみません。

ejnews さんが米国はあと10年くらいで発展途上国のようにとおっしゃっていますが、ほとんどもうなってるように感じてます。2-3年前のEconomics か何かに上位1%が富の90%を所有し、格差がさらに拡大って載ってたような気がしたのですが、つい先日、青山繁晴氏がテレビ番組の中でマイケル・ムーア氏にインタビューしたのが、“ぼやきくっくり”さんのブログにのっていたのですが、人口上位1%所有の富が、底辺から95%の富に匹敵といっていました。すでに開発途上国並の構造は出来上がっています。都市部貧困層の生活はすさまじく、内紛国かそれ以下の、不衛生、暴力、麻薬、が蔓延してます。教育からも医療からも、ほとんど見放されています。お金がないと教育が受けられないというのは日本よりもっと進んだ状態です。日本はいい加減アメリカの後追いするのは止したがいい、とつくづく思います。
ときどきレトロ調で’50年代の映像が出るのを見ると、現代アメリカ人は人相変わったな~と思うほどの、社会変化です。テレビがアホ番組であふれているのも、日本は後追いして来ているようですね。

  • 2009/12/18(金) 12:29:03 |
  • URL |
  • ap #-
  • [編集]

mugiさんへ

mugiさん、こんばんは。レスが遅くなりすみません。

まず最初に、以前、暴言に等しい返事をしてしまったにも関わらず、このようにコメントを投稿してくださりありがとうございます。

時間もたって頭も冷えたせいか、あなたが、私のことを山本”マンセー”で、山本”信者”と規定するのであれば、身から出た錆びで仕方ないし、ムキになって否定するのも馬鹿らしいことだと思うに至りました。

私自身、あのような不毛なやりとりは心底うんざりしてますので、如何ように批難されようともあなたのご自由ですし、それであなたの気が済むなら結構なことではないでしょうか。

また、山本七平が、ユダヤの代弁者だとか、偽ユダヤ人だという批難についても同様です。

そうしたコメントを幾ら書き込んでもらっても構いませんが、ただ、今後、そうした類いの批難に対しては、あいにく対応する暇がありませんし、お応えするだけの価値も見出せません。

山本七平がたとえ仮にあなたのいうようにユダヤの代弁者であったとしても、それが一体彼の主張と何の関係があるのでしょう???

彼の主張のここがおかしいとか、ここの論理は間違っているというのであれば、参考にさせていただくことも出来ますが、侮日だとか本性がどうとか言われても答えに窮するばかりです。

山本”信者”の目を覚まさせるようなご意見なら、私としても嬉しいのですが…。
そのようなコメントを期待しております。

>貴方も以前コメントしているように、日本人読者って「その人の主張に賛同すると盲信してしまいやすい性質」(2008/06/03(火) 23:20:01)の者が少なくない。そのような人こそ、戦前の青年将校や八紘一宇スローガンに酔った人々だと私は見ています。

あなたの上記ご指摘につきましては、以後、気をつけてまいりたいと思います。

  • 2009/12/17(木) 21:25:09 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
  • [編集]

管理人様へ

 私は未読ですが、『にせユダヤ人と日本人』という本がありましたね。それに対し、山本は著者・浅見定雄氏にきちんと反論したのでしょうか?最近読んだ山本の本『中学生でもわかるアラブ史教科書』では、立花隆氏にもベンダサン名義で長文の反論が載っています。

 もし浅見氏に対し、逃げの一手だったならば、山本自身「一知半解人」の典型だし、彼を担いだ出版業界もまた頓馬なセンセーショナリズムで売り出したと言えるでしょう。所詮売ればよいのだし、「一知半解人」読者に売りつけ儲かれば結構だから。
 左翼には山本を右翼や保守と見る向きもあるようですが、私は全くそうは思いません。むしろ左派同様、侮日傾向が見られます。『アラブ史教科書』で、やっとユダヤの代弁者という山本の本性が分かりました。日本人中東研究者への侮蔑と侮辱もあり、これほど不快な本はなかった。

 そもそも、イスラエルシンパにとって、中東研究者は敵視対象のはず。たとえアラブと「心理的に一体化」せず、情勢を詳細に分析、事実をそのまま伝える者は厄介ですから。総じて彼らはイスラム贔屓の傾向があり、足元を見透かした山本も書いているように少数派に過ぎません。モサドなら、あることないことかき立て、相手を貶める手段に長けている。

 貴方も以前コメントしているように、日本人読者って「その人の主張に賛同すると盲信してしまいやすい性質」(2008/06/03(火) 23:20:01)の者が少なくない。そのような人こそ、戦前の青年将校や八紘一宇スローガンに酔った人々だと私は見ています。
http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-71.html#comment

  • 2009/12/15(火) 21:55:52 |
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  • mugi #xsUmrm7U
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歴史

一つ重要な点を忘れていましたので-----
歴史は自国の恥を知る事が目的ではなく“歴史は繰り返す”ので常に歴史的事実から現在起こりつつある問題の答えや問題を予防するアイデアが得られると言う事です。“そう言えば何処かで読んだ事があるよねー!”効果だそうです。
 殆どの庶民はそれ程批判能力を持って生まれているわけでなく他の哲学、論理、倫理等のような抽象的思考訓練よりも歴史と言う事実を扱った方が簡単で安上りだと言う現実的理由だそうです。

  • 2009/12/04(金) 03:01:06 |
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歴史

>自国の負の面は高校生より大きくなった時点で、考えさせれば宜しいのではないでしょうか。 <
此れも議論されていて、高校1年から教えるべきですね。アメリカの場合大学で歴史を専攻した人だけが本当の歴史を勉強出来るのですが、歴史を大学で専攻する人は皆無に等しく此の理由で一般のアメリカ人は自国に対する歴史的自覚が殆ど無いのです。(それどころか感謝祭、クリスマス、独立記念日、コロンバスディ、等白人優越主義を子供達に植え付ける祝日習慣により批判能力をなくさせる努力が為されているのです。これ等の殆どの祝日は感謝祭の様に≪南北戦争時代リンカーンによって国をまとめる為祝日とされた≫19世紀に故意に国粋主義化されて行ったようです。)だから反政府運動に参加する人は殆ど大学教育を受けている人達なのです。
 其れと、どの政府も同じですが必要以上に多い問題を抱えているので先ず一つの問題から始めるべきで何が一番現実的かと言うと歴史の正確な捉え方を習う事ではないかと言う意見のようです。(勿論此れは私の意見ではなくアメリカの歴史学者が現代アメリカ人の無知や無知故に米政府の戦争の口実を信じてしまう現実を嘆いての意見です。)
 今のアメリカの急激な衰退を見ていると市民を批判力の無い状態に留めて置く事は資本家支配層にとっては独占的経済機構を確立出来富の集中に好都合なのですが、現在米国は人口の10%が全米年間収入額の50%を占め、90%の米市民が残りの50%と言う1920年代の前近代的な金融資本に法的規制の全くなかった頃の不平等な状態よりももっと悪質な富の集中が起こっているとの事です。
 富の集中は市民の大半から購買力を奪い、国家は発展途上国と言われる国家の経済状態に陥り社会の不安定、武装蜂起、革命活動、軍部と支配層の合体した政府等あらゆる不幸な未来を生み出す可能性があるそうです。(此れも多くの歴史家の受け売りですから信じなくても大丈夫です。私の意見ではないのですから。)
 マタマタ長くなりましたが、日本にはアメリカ人が経験している苦悩を経験して欲しくないので何時も社会問題についてはコメントが長くなってしまいます。

  • 2009/12/04(金) 02:18:28 |
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ejnewsさん、水瓶さんへ

>ejnewsさん、

コメントありがとうございます。

>此の様な事は歴史の授業で真実を教え子供達の批判能力育成を促す事によって事前に防ぐ事ができます。

歴史の問題は、高校生ぐらいから考えさせればよいと思うのですが。
そもそも、どの国であれ、自国を美化するものです。人間と同じように自己正当化しますからね。
あんまり美化するのも考え物ですが、判断力のない子どもに、自国の嫌な面を見せ付けるような教育には反対です。

自国の負の面は高校生より大きくなった時点で、考えさせれば宜しいのではないでしょうか。

それに、歴史さえ正しく教え込めば、リテラシー能力が高まるとも単純に言い切れないでしょうし。
それよりも、自他共に同じ基準で律することの大切さを教え込むことのほうが大切であるような気がします。

>水瓶さん、

コメントありがとうございます。

>メディアは私企業で利潤追究の主体であるとともに民主主義社会の公序に服する存在であることを看過すべきではないでしょう。

ご意見に同意です。
ただ実際はといえば、マスコミには「自らも民主主義社会の公序に服する存在であること」の自覚に乏しいのではないでしょうか。そして、かつ利潤を追求しているくせに、それを表に出さずまるで公益の代表者であるが如く振舞っているような気がしてなりません。

  • 2009/12/03(木) 23:01:18 |
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  • 一知半解 #f2BEFQoE
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教育

アメリカも連邦制ですから連邦政府には教科書等を決定する権限は無いのですが支配層は社会的権力、人脈、資本、宗教、等々を巧みに利用して歴史の教科書を非常に国粋主義的なものにしています。
 

  • 2009/12/03(木) 09:33:00 |
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  • ejnews #-
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初等中等の教育内容を国家がどこまで関与できるかにはいくつかの制約があるんですよ。現場の教師の教授の自由との兼ね合いもあるし。憲法上の制約、政治的な制約。いろいろあるんですよ。日本は全体主義国家じゃないですからね。それにメディアへの批判はあって当然。その影響力の強さは新たな人権に対する脅威でしょう。その批判のひとつの方向を山本七平さんは良く示していたと今更感心します。メディアは私企業で利潤追究の主体であるとともに民主主義社会の公序に服する存在であることを看過すべきではないでしょう。

  • 2009/12/02(水) 14:24:11 |
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  • 水瓶 #-
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マスコミ

義務教育で明治以降の日本政府行動の歴史を隠すことなく全て教える事です。そうすれば皆政府を簡単に信じなくなり批判能力の或る市民が育ち簡単に新聞に書いてあるから本当だと言う短絡的な反応はなくなります。
 アメリカでは歴史の授業で米政府の海外侵略、武力を背景とした外交、其の他ありとあらゆる政府犯罪行為が教えられていません。其の上に“アメリカ例外主義”と言う事が多くの人に信じられている様で、自国の歴史を知らない上に自国が世界で一番優れた国だと教えられ続けているので大学で歴史を専攻しない限り多くのアメリカ人はマスコミのニュースを批判無く受け入れてしまうのです。
 アメリカでも義務教育での歴史の授業改革を提案している人々が存在しますが、アメリカは政治機構が民主主義ではなく保守資本富裕層によるオリガーキーかプルトクラシー若しくはコーポラトクラシーと言う形態に取って代られていますからもう立ち直れないと私は思っています。
 政府が自国や自国の政治家に都合が悪いと言う理由で真実を教えなくなると国民は判断能力を失い民主主義は簡単に失われ、富裕層に支配される発展途上国に多いごく一部の人口に富の集中した政情不安定な社会に10年もしないうちになってしまうでしょう。
 今のアメリアでは人口の大きな部分が希望を失い一寸したきっかけで銃器で殺人を犯したり、麻薬に逃げ口を求めたり、利益がでれ、自分さえ良ければば他人を傷つけても平気と言う状態に追い詰められています。こうなると過去の歴史で理解出来る様に(ローマ帝国、中国の歴代帝国、等々)社会として精神的に元の健康な状態に戻る事は殆ど不可能なようです。
 歴史上アメリカの最も尊敬されているジャーナリストの一人I.F.ストーンの『全ての政府は嘘をつく。』と言う言葉は政府と言う単語を入れ替えると全てに適応出来る言葉だと思います。

“公正中立なメディア”と言うのはアメリカからの輸入ではないでしょうか?レーガン時代からニュースメディアの政権に対する批判的な記事をネオコン共和党が非難する為に使い始めた手段で、日本のNHKに当たるPBS等の公共放送にも政治的にネオコン共和党と繋がりのあるニュースキャスター、批評家を使わないと政府からの経営資金がカットされると言う状態になり、企業メディアは資本からのコントロールが強くなり、ブッシュ政権が成立した頃には普通のアメリカ市民は世界で一体何が起こっているのか全く無知な状態に陥っていました。結果としてアフガン、イラク侵略について米市民の反対人口が最小限に抑えられると言う事になり現在の財政危機、や戦争に気を取られている内に金融資本への監視の目が弱くなり金融危機が起こってしまったのです。
 此の様な事は歴史の授業で真実を教え子供達の批判能力育成を促す事によって事前に防ぐ事ができます。

  • 2009/12/02(水) 00:51:51 |
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  • ejnews #-
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ejnewsさんへ

ejnewsさん、コメントありがとうございます。

>私の意見ではマスコミは資本主義のルールに従って売れる物を扱っているだけ

ご指摘のとおりだと思います。
ただ、マスコミを批判している人でも、そのことをきちんと把握している人というのは意外に少ないのではないでしょうか。

というのも、マスコミの偏向を批難する人が挙げる理由に「公正中立でないから許せない」という意見がありますが、この意見には、「そもそも公正中立という立場が有り得るのか?」という疑問が全く存在していないとしか思えないからなのです。未だ公正中立なメディアがあり得るという幻想に捉われているのではないでしょうか。

そういうメディアは有り得ないのだという前提に立つ必要があるでしょうね。

そうしたことを教えるには、一体どうしたらいいのでしょうかねぇ?
両論併記で学ばせるとか、ディベートをやらせるとかすれば、ある程度身に付くのではないかとは思いますが…。

  • 2009/12/01(火) 22:16:03 |
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  • 一知半解 #f2BEFQoE
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マスコミ

マスコミ、アメリカでは企業メディアですかね?彼等も大変ですね何時も左右上下から非難されて!マスコミも資本主義社会で利益追及をしているのですから当然売れれば何でもするのでは?問題は国家が教育を通してマスコミニュースを判断できる国民を教育しているかどうかですね。
 此方には『ニュースはニュースであって、真実ではない。』と言う言葉があるのです。
 アメリカでも同様で(日本よりもっと悪いのですが)米軍の行動、中央情報局によるクーデター等の活動を国民に知らせない為、義務教育での歴史、国際社会の授業が非常にお粗末にされていて、1950年代以降疎の様な教育を受けているアメリカ人は論理的判断力に欠け、70年代以降経済力の後退と共にマスコミのニュースと現実の区別がつかない人が多いので彼等はメキシコ人、日本人、黒人、中国人、共産主義、カストロ、等々マスコミで問題の原因だと取り扱われているを米社会問題の原因だと思い易い様です。政府にとって無知な国民は扇動するには好都合なのです。日本も戦後も同じ様な教育が続けられたのでしょうか????????
 教育水準の高い人は問題の原因を知っているのでマスコミのニュースはニュースとして捉え真実とは考えないのです。例えば1970年代後半からのアメリカ自動車業界の衰退時、日本人を非難していたのは教育水準の低い労働者階級で(デトロイトで中国人が日本人と間違われバットで殴り殺される事件も起こったのですが)ニュースを利用して扇動していたのは国民の日本非難を利用して米政府から利益を得る集団(米自動車業界と其れを経済的に支配する金融資本?)だったのでしょうね。其の後日本車のアメリカでの価格は米車並となり(当然日米政府企業間で取引が行われた結果)日本車の価格的競争力は失われ、米自動車産業は生き延びる事ができたのですから。
長くなりましたが、私の意見ではマスコミは資本主義のルールに従って売れる物を扱っているだけで、ニュースと言う商品を識別出来る大衆を教育するのは国の務めです。

  • 2009/12/01(火) 08:25:53 |
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日本人のためのアラブ史教科書? その?

 行きつけの図書館の中東史コーナーに、『中学生でもわかるアラブ史教科書』(祥伝社)という本があった。平成19年の初版本で、副題に「日本人のための中東世界入門」とある。イザヤ・ベンダサンと山本七平の著者名で、月刊誌『諸君!』に昭和49(1974)年発表された論文がそ

  • 2009/12/06(日) 14:52:30 |
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「一知半解知らずに劣れり」な自分ではありますが、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」…と、かの兼好法師も仰っておりますので、ワタクシもブログでコソーリとモノ申します。
一知半解なるがゆえに、自らの言葉で恥を晒すのを控え、主に山本七平の言葉を借用しつつ書き綴ってゆきたいと思ふのでアリマス。宜しくメカドック!!
日々のツイートを集めた別館「一知半解なれども一筆言上」~半可通のひとり言~↓もよろしゅう。

http://yamamoto7hei.blog.fc2.com/

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