一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

プロコフィエフ&ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲

政治系ネタを離れ、たまには格好つけてクラッシックの曲について、語っちゃおうかな…。

私は、よくクラッシックを聞いておるんですが、やっぱり好みがありまして。
一概にクラッシックといっても、バロックなどの古典的なものは名曲を除いて興味がないし、かといって難しい現代音楽なども理解不能でダメ。その中間あたりが好きなんですね。

一応、クラッシックの名曲と言われる物は、耳にしてきたのですが、そういう曲って大概メロディが親しみやすく憶えやすいような気がします。ただ、私は聴きこむタイプなのか、こういう名曲を何度も聴いてしまうと流石に飽きてしまうんです。(妄想ですが、過去に聴いた音楽の記憶を消す薬とかできないかな?そうすりゃ、何度でも感激に浸れるのだけど…)

そんな私でも、幾つかは何度聴いても飽きない曲のレパートリーがあります。
まず、真っ先に挙げられるのが、ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」
これは流石に20世紀で一番のクラッシック曲だと言われるだけあって、凄い!!
知らない方もいらっしゃるでしょうから、一応ウィキペディアを引用します。

春の祭典(はるのさいてん、原題フランス語:Le Sacre du Printemps、英語: The rite of spring)はロシアの作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーが作曲したバレエ音楽であり1913年に完成し同年5月29日に初演された。 20世紀の近代音楽の傑作に挙げられる作品であり、複雑なリズム・ポリフォニー・不協和音に満ちていて、それまでの音楽とはまったく異なり初演当時けが人も出る大騒動となったことで知られる。
 (中略)
初演にはサン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなどの錚々たる顔ぶれが揃っていた。曲が始まると、嘲笑の声が上がり始めた。そして始まったダンサーたちの踊りは、腰を曲げ、首をかしげたまま回ったり飛びあげるという、従来のバレエにはない振付であった。野次がひどくなるにつれ、賛成派と反対派の観客達がお互いを罵り合い、殴り合りあい野次や足踏みなどで音楽がほとんど聞こえなくなり、ついには、ニジンスキー自らが舞台袖から拍子を数えてダンサーたちに合図しなければならないほどであった。
 (中略)
当時の新聞には「春の虐殺」(Le "massacre" du Printemps)という見出しまでが躍った。サン=サーンスは冒頭を聞いた段階で「楽器の使い方を知らない者の曲は聞きたくない」といって席を立ったと伝えられる。しかし翌年の演奏会形式での再演では大成功を収め評価を確立し、ロンドンやニューヨークでも高い評価を得ることとなった。
 (中略)
エピソード
ウォルト・ディズニー制作のアニメ映画『ファンタジア』にも使われ、地球の誕生から生命の発生、恐竜とその絶滅までのドラマがこの曲に合わせて繰り広げられる。

また演奏困難な曲に数えられ、数々の逸話が残っている。日本初演の際にも指揮者が曲の進行を見失い、もう少しで終わらなくなりそうだったと言う。また、岩城宏之もこの曲の演奏を失敗して中断した事があり、その顚末について著書『楽譜の風景』に記述している。


私は、よくドライブ中に流します。大音量でね。強烈なリズム感に酔いしれるにはもってこいなんですよ(危ねぇ~)。車の中で指揮する振りしたり、体を動かしている人を見かけたら、私かも知れません…(汗)。決して近寄らないように!

ちなみに、引用したウィキペディアにも書いてあるけど、ディズニーのアニメ映画「ファンタジア」でも使われてる。確か「恐竜時代に隕石が落ちてきて…」という場面に使われていて、凄くアニメとマッチしているのに感心した記憶があります。

【追記】
youtubeに一部演奏があったので貼っておきます。
第1部 長老の大地への口づけ
指揮 : Philip Mackenzie)
オーケストラ : アマデウス・オーケストラ (Amadeus Orchestra)の演奏だそうです。



そして、最近はまり続けているのが、プロコフィエフショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲。
これについて今日は曲評でも書いてみましょ。

私が愛聴しているのは次のアルバム↓。
プロコフィエフ&ショスタコーヴィチ : ヴァイオリン協奏曲プロコフィエフ&ショスタコーヴィチ : ヴァイオリン協奏曲
(1998/03/25)
ヴェンゲーロフ

商品詳細を見る

収納されている曲は、
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
の2曲。

ウィキペディアでこの曲を調べてみた。

セルゲイ・プロコフィエフの《ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調》作品19は、1916年から1917年にかけて作曲されたプロコフィエフ最初のヴァイオリン協奏曲。初演は1923年10月18日にパリのオペラ座にてマルセル・ダリウーのヴァイオリン独奏とセルゲイ・クーセヴィツキー指揮パリ・オペラ座管弦楽団による。初演時にこそ成功しなかったものの、今日ではプロコフィエフの協奏的作品の中で最も愛好される作品の一つになっている。イーゴリ・ストラヴィンスキーは概してプロコフィエフの作品に好意的でなかったものの、この作品については褒めた。カロル・シマノフスキとアルトゥール・ルービンシュタインはこの作品の上演に接した後、感極まって楽屋に作曲者を訪ねたという。

うんうん、わかる、わかるよ。その気持ち。痛いほど…。私もこの曲を聴く度に、その素晴らしいヴァイオリンの調べとテクニックに酔いしれてしまうから。

楽曲構成
以下の3楽章からなる。
1.アンダンティーノ(ニ短調)
2.スケルツォ、ヴィヴァーチッシモ(ホ短調)
3.モデラート - アンダンテ(ト短調~ニ短調)

第1楽章は霊妙な響きに始まり、躍動感と静止状態の間を行きつ戻りつし、終結部においても、開始のときと同じく平和裏に、楽章を畳んでいく。この特徴は第1楽章に限らず、どの楽章にも当てはまるので、性格的に作品全体が一つに統一されているといえる。独立後のプロコフィエフの作品としては、全般的に瞑想的で白昼夢のような不思議な抒情性に溢れている。


このプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲の中で一番好きな楽章が、第3楽章。

なんともいえないような憂いを帯びたヴァイオリンの調べに始まり、オーケストラと絡み合っていく。3分過ぎには、切な過ぎるヴァイオリンの音色が響き始める。その後しばらく落ち着いた調べを奏でているのだが、5分過ぎ、ヴァイオリンが軋み始め、極限といってもいいほどのヴァイオリンのテクニックが爆発するのだ。そしてその1分後には、弦を軋ませながら頂上に登りつめていく…。その後は混乱をきたしながら、緩やかに収斂し、炎が消え去るように静かに終息していく…。最高です。何度聴いても飽きない。

このアルバムのヴァイオリニスト、ヴェンゲーロフのヴァイオリンテクニックは本当に凄い!テクニシャンにありがちな嫌味のある演奏ではないのが非常に気に入ってます。

続いて、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲もウィキペディアから一部引用しましょう。

ドミートリイ・ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77は、1947年から1948年にかけて作曲されたヴァイオリン協奏曲である。曲の長さ・内容・オーケストレーションとも大規模であり、交響曲に匹敵すると言える。ショスタコーヴィチの傑作の1つである。
 (中略)
作品の内容
クラシック協奏曲の一般的なスタイルとは異なった4楽章形式でありながら、アルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲などの近代協奏曲のように一貫した構成を持っておらず、4つの楽章はそれぞれ独立した曲をなしている。また、古典的な音楽形式であるパッサカリアを第3楽章に配置したこと、「夜想曲」や「ブルレスケ」など、各楽章に標題をもっていることも特徴的。
また、交響曲的ともいえる深い内容にもかかわらず、拡大された2管編成という楽器構成、管弦楽法の筆致はシンプルで、室内楽的でもある。 演奏時間約35分。


この曲も、凄く好きなんですよ。曲調は全体的に暗めだけど…。一人暗い部屋で、聴くのがマッチするような曲だね。これもそれぞれ好きな部分について感想を述べますね。

第一楽章なんてすごーく暗い出だしなんだけど、でも格好いいのが8分20秒過ぎぐらいから。オケのバックの音楽と、ヴァイオリンが絡み合いぶつかり合って盛り上がっていく…。鳥肌が立ちそうな調べが堪りません。
第三楽章も、暗い。2分頃から始まるヴァイオリンの切々として叙情的かつ朗々とした調べが最高に美しい。ヴァイオリンの音色を堪能するのはまさにこの部分だ。4分20秒ごろなんて、登りつめて弦が切れんばかりの切ない音が響き渡る。その後だんだんと落ち着いていき、ヴァイオリンのカデンツァとなる。このカデンツァ部分は、ipodで聴いているとイマイチなのだが、生コンサートで聴いてみるとしんみりとしてこれまたいいんですね。そしてだんだんとヴァイオリンが激しさを増していき、第四楽章へとなだれ込んでいく。
第四楽章は、最初からオケとヴァイオリンが激しくせめぎあう。カオスのイメージがする音楽だ。ヴァイオリンの超絶テクニックが堪能できる。そして一気にクライマックスへ。あぁ、一体どうしたらこのような音楽を作ることができるのか!まさに天才の所業だと思わざるを得ない。

以上、素人なりの感想でした。ではまた。
(散々、褒めまくってますが、クラッシックに縁のない人には、この曲のどこがいいのかさっぱりわからないと思いますので私の評価を鵜呑みにしないでくださいね。私だって最初は、何じゃこの音楽は!と思ってたくらいですから。常々思うんですが、クラッシック音楽って、噛めば噛むほど味がでるようなスルメみたいなもんじゃなかろうか!って)


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コメント

確かにそうですね。
最近、のだめブームではやっているけど、それでもとっつきにくいとは思います。
それに、静かな環境で集中して聴かないと、その良さがわからないことも多いですし。

  • 2008/04/13(日) 00:53:58 |
  • URL |
  • 一知半解男 #-
  • [編集]

しかし、クラシックなどは、良い曲だなと思っても、探しにくいのが難点ですね。
なんせ歌詞がないんで、その場で曲名がわからないと、後で他人に説明しにくいったらありません。

  • 2008/04/12(土) 23:22:47 |
  • URL |
  • 仮)山田二郎 #-
  • [編集]

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