一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

黄砂情報は国家機密アル。という国の公正と信義に期待するなんて真っ平ごめんだね。

今日の取り上げるネタはこれ↓

【地球随感】「気象は国家機密」という中国とは 矢島誠司
2月16日付読売新聞夕刊の1面トップ記事には改めて驚いた。「気象は国家機密」「中国、データ提供拒否」という縦見出しと、「黄砂予報、精度かすむ」「運用目前」の横見出しがついた大きな記事だった。
 日本の環境省がホームページ上で今月下旬にもスタートさせる予定だった中国からの黄砂の詳しい飛来予報が、中国側が「気象は国家機密」としてデータ提供を拒否してきたため、精度が確保できない見通しになっている-という内容だった。
 記事によれば、データ提供を拒否してきたのは、中国が「気象観測データは国の安全と利益にかかわる機密情報として、あらゆる気象観測データを国外に持ち出すことを禁じた法律『気象局13号令』を施行した」ためだという。
 中国はさらに、日本の政府開発援助(ODA)の無償資金協力で黄砂観測網を充実させる計画も中止し、日本が提供することになっていた無償資金協力2億5000万円(2006年度)もキャンセルした-という。どうやら本気らしい。
 それにしても、周辺国に迷惑をかけている黄砂に関する情報を、平時においてさえ拒否してくる中国とは、いったいどんな国なのだろうか。
 確かに、気象情報は時と場合によっては重要な軍事機密になりうる。
 筆者は1991年1~3月の湾岸戦争のとき、開戦前から停戦後までの2カ月半ほどイスラエルに滞在し、現地取材にあたったが、日々のテレビニュースで興味深いことを体験した。
 開戦と同時に、イスラエル側が国内の天気予報を一斉に停止したのである。それは停戦が成立する3月初めまで続いた。当時、イスラエルは、フセイン大統領率いるイラクから連日のようにスカッドミサイルを撃ち込まれ、まさに戦時の真っただ中にあった。
 停戦成立後、2カ月半ぶりにニュース番組に戻ってきた気象予報士は、ニュースキャスターから「休養十分でしょう」などとからかわれていたが、「戦時には気象情報は軍事機密になるので放送できなかっただけで、遊んでいたわけではありませんぞ」と反論していた。
 気象情報はこのように、戦時においては大事な機密情報となりうる。軍事行動の判断材料となるからだ。
 日本の例もある。1943(昭和18)年7月に敢行された西アリューシャン列島のキスカ島からの日本軍守備隊の撤収作戦だ。2カ月前のアッツ島玉砕の直後だったが、実に6000人もの将兵の全員無事撤収に成功したのであった。その裏には、作戦当日の濃霧の予報を見事に的中させた気象予報チームの貢献があったとされる。濃霧という気象情報がなければ、連合軍艦隊に囲まれていた日本軍守備隊将兵の全員無事撤収という奇跡は起こらなかった。
 しかし、これらはいずれも戦時においての話である。今回、中国は平時において気象情報の提供を拒否してきた。ということはつまり、中国には「平時」という意識はなく、あるのは「戦時」のみ、常に臨戦態勢ということなのだろうか。中国はいまも、外国人が無許可で中国国内の気象観測をすることを禁じているという。
 だとすれば、国の安全保障にかけるその厳しい姿勢には、学ぶべき点があるというべきかもしれないが、日本はこのような国を相手にしているのだという厳しい認識を持つことも必要だろう。(論説委員)

こういうニュースを聞くたびに、日本国憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」という言葉が、いかに空虚で絵空事に過ぎないか痛感するネ。

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「一知半解知らずに劣れり」な自分ではありますが、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」…と、かの兼好法師も仰っておりますので、ワタクシもブログでコソーリとモノ申します。
一知半解なるがゆえに、自らの言葉で恥を晒すのを控え、主に山本七平の言葉を借用しつつ書き綴ってゆきたいと思ふのでアリマス。宜しくメカドック!!
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